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山下達郎「PERFORMANCE 2015-2016」@NHKホール [ライブ]

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■これからツアーに行かれる方にはネタバレがあるのでご容赦ください。

■2016/3/24参戦@NHKホール。今年初ライブです。だけどこの達郎さんのツアーは『「PERFORMANCE 2015-2016」@ベイシア文化ホール(前橋市)』に次いで2回目。読んでる人には関係ないだろうけど、マイルールを破ってて申し訳ないという感じ。昨年のサザンもそうだったし。でもまあ、山下達郎ファンにとっての東京での準聖地(聖地は中野サンプラザ)が取れたのでそりゃ行きたくなるのが人情でしょ。

■とは言うものの、最近は旅行も兼ねていたのでその辺はちと淋しい。で当日NHKホール前に赴くとやはり年配(オレもだ)の方ばかり。達郎さんもライブのMCで「観客も僕と一緒に年を取っていくもの」と言われてたのでまあその通り。その分、失礼な人はほぼいなかったかなと。

■昨年末の岩手会場での途中キャンセルで懸念した達郎さんの声、ともちろんバックバンドの演奏は全然問題なかった。ライブの内容は前回とほぼ同じなので重複は避ける。以下、変更点だけ書くけどネタバレもあるのでご注意ください。

■アカペラコーナーの2曲は、途中で歌いたい曲が変わったそうなので変更されていた。あと、オレも勿体ぶって書いたあのメジャーな曲のカバーとは、フランキー・ヴァリの『Can’t take my eyes off you(君の瞳に恋してる)』でした。前橋で観た時より達郎さんの身振りが大袈裟で、なんだか演歌歌手みたい。達郎さんもMCで「この曲が自分の曲より一番受けるのは何とも」と言われていたが、それはいいんですよ。

■そして毎度おなじみ『Let’s Dance Baby』での大滝詠一さんの数々の名曲を挟んだパフォーマンス。大滝さんの新譜『Debut Again』が出たばっかりなのでとてもとても感慨深かった。

■あとは『いつか』が追加されていたのと、アンコールで先日亡くなられた村田和人さんの『一本の音楽』をアコギ一本で演奏されたこと。ちと泣けましたね。

■最大のサプライズはアンコール。「ここが実質千秋楽で、後の公演はホリデーかな」とこれからの観客に失礼なこと(笑)を言っていたのだけど、これは何かサプライズがある予感。『RIDE ON TIME』の時に、いつの間にかコーラス隊がひとり増えてました。客席から見て左端の黒髪で長身の女性。演奏が終わって達郎さんのメンバー紹介に移り、コーラス隊の他の3人を紹介したあと「あと、うちのカミさんです!」で会場大騒ぎ。

■竹内まりやさんご降臨です。まりやさんはこの曲と次の『恋のブギウギトレイン』のコーラスだけで引っ込まれましたけど。歌って欲しかったが、「東京の千秋楽にはまりやさんが登場する」という都市伝説を確認できて大喜び。

■ライブのパフォーマンスももちろん最高に素晴らしかったです。次のツアーは来年の夏以降らしい。その間、レコーディングを行い「できればミニアルバムでも」と言われてたが、前のツアーでも同じことを言っていたような(笑)。期待半分で待ってます。ツアーにはもちろん参加します。チケット取れたらね。

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山下達郎「PERFORMANCE 2015-2016」@ベイシア文化ホール(前橋市) [ライブ]

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■2015/10/16参戦。前橋市にある「ベイシア文化ホール」の元々の名称は「群馬県民会館」らしい。ネーミングライツ販売の流行で、施設名を読んだだけではどこにある施設なのかがさっぱりわからなくなっているという弊害。まあ「群馬県民会館」にも来たことはなかったし、前橋自体初訪問。そもそも群馬自体、新幹線や高速で通過する以外、旅行目的で行ったのは数回のスキーと法師温泉に行った時、あとは今はなき高崎競馬に行ったくらいだ(おい)。

■ここ最近は、チケット取りの神通力はまったく失せて、またも地方都市のチケットを何とか取ったわけだけど、でも今までの松江や新潟仙台(まりやさん)と比べて交通費が掛からないのは幸い。新幹線を使わなくても午後出発で楽勝だ。それに関東と言えど、行ったことのない街に行くのは楽しみでもあるし。昨年のライブの時間を考えると、当日中の帰京は難しそうなので宿を前橋に取ったが、結果として今回は3時間ちょいだったので、その日に帰ろうと思えばできたはず。実際達郎さんたちもその日のうちに帰京したらしい。

■ライブの本題に入る前に、山下達郎ライブに参戦するのも6回目(6ツアー連続)になるのでちょっとまとめておく。わたくしの今年のライブ参戦は7回目。自分としてはかなり多い、というかもしかしたら人生で一年で行った回数で最高かも知れない。一応今年はこれで打ち止め。以下参戦記録。

・「PERFORMANCE 2008-2009」@NHKホール。2009/1/31参戦。ログなし。
・「PERFORMANCE 2010」@中野サンプラザ。2010/10/3参戦。ログなし。
「PERFORMANCE 2011-2012」@神奈川県民会館。2012/4/1参戦。
「PERFORMANCE 2013」@島根県民会館(松江市)。2013/9/18参戦。
「Maniac Tour〜PERFORMANCE 2014」@新潟県民会館(新潟市)。2014/8/8参戦。
・【番外編】竹内まりや「souvenir 2014」@ゼビオアリーナ仙台。2014/11/29参戦。

 【番外編】は達郎さんも含めツアーメンバーがほぼ同じなので追記した。それにしても恐るべくは特に最初の3会場のオレのクジ運の強さよ。首都圏でもそうそう取れない人気会場や、「聖地」中野サンプラザにまで行っちゃってるもの。最近はその辺がさっぱりで(中年男の定形詞)、地方ばかりなのがちょっとヤバイです。

■前置きが長すぎて大変申し訳ありませんでした。10/16は金曜なのだが午後から前橋に赴く。今年の春のJRのダイヤ改正で、高崎方面は新幹線を使わなくても余裕で行ける状況になっている。上野東京ラインというヤツですね。まあ出張なら当然新幹線だけど。前橋は群馬の県庁所在地なので、もっと都会なのかなと思ったらそうでもない。前橋出身の人すいません。投宿してからベイシア文化ホールに向かうと、また微妙な場所なのだ。駅前から歩いていけるけど(でも徒歩20分くらい)繁華街の中心でもないという。会場自体はできて40年以上経つみたいだけど良さげなホールです。ライブは約2,000人収容の大ホールにて。そして何と、オレの席は1階15列目という、山下達郎ライブ参加史上最高の席だったのだ。発券時からそれは分かっていたので期待は高まっていた。ちなみに今回は、前回同様本人確認をチェックされたのだけど、リストバンドは廃止されてました。何でだろ。

■今回のツアーからバンドメンバーのコーラス隊に若干の入れ替えがあった。女性コーラスのベテラン(すいません)、国分友里恵と佐々木久美が外れ、新たにハルナとENAが加入。この二人は30代ということで、達郎バンドは30代・40代なし・50代・60代という、若返りを図りながらもイビツな構成だそうな。15列目という良席だったのだけど、ステージに向かって一番右端だったので、最後の方まで新コーラスお二人の声は聞こえどあまりパフォーマンスが見えなかったのがちょっとだけ残念。

■セットリストは、詳しく書くと怒りを買うという暗黙の了解があるのだけど、昨年の「Maniac Tour」があまり演奏されてない曲が主体というのと比べて、大雑把に言えば今回は主流に戻ってきた感じ。定番のヒット曲連発もあるし。でもシングル曲なのにライブツアー初披露のあの曲や、まさか昨年ヒットした映画に影響された訳でもないだろうけど、あのミュージシャンのあのスタンダードを達郎さんがカヴァーしたのには超びっくり。今年も参加できて良かったって感じ。

■ヴォーカルも演奏もキレキレ。いろんな人が感想を述べてるが、やはり毎年ツアーをやることによって、「喉が開き」声量が豊かになるということはあるんだろう。若い頃の達郎さんの声もいいけど、今の円熟味を増した声はもっといい。これはやっぱり企業努力ですね。また時折涙したですよ。

■ただ、達郎さんも繰り返し言い訳してたけど、「ツアー3本目なのでまだトークはこなれてない(大意)」と言うところは正直まああった。オレ自体ツアーのアタマの方のライブに参加するのは初めてだったし。でも、達郎さん自体正直偏屈な人だし、当然それに付いてくるファンはオレも含めて偏屈だ。今回は政治的な話はほぼなかったけど、やたらにツアーに行った回数を誇る昔からのマニアックなファンが(自戒含む)、セトリにケチをつけることとかには正直腹を立てられていたと思う。「オレの好きなようにやる」と。「何十回も来てる方もいるかも知れないが、今回がたった一度という方もいる。一期一会で広い気持ちで」とやんわりと。いややんわりでもないか(笑)。

■そして、昨年のツアーでもあったけど、曲間に大滝詠一さんの色々な曲のフレーズを挟んで歌うことが多かった。例によってMCではほんのちょっとしか触れなかったけど。先日の「風街レジェンド」でも深く思ったけど、大滝さんほどミュージシャン仲間に愛された人はいないな。そして、こんなライブを年に一回でも観れるというのは幸せだと思う。オレなんか最近は一年このために生きてるようなもんだしね。すいません超大げさです。

■最後に水を差すような追記をしてアレなんですが、ライブ後ホテルへの帰途で、晩飯と軽く一杯という店を探しつつ歩いていたのだが、どうにもスナックとガールズバーと風俗店しかねえ。おまけに呼び込みは近年では稀な多さ。ちとビビりました。次の日帰京するのに高崎で下りたところ、高崎のほうが全然都会でしたね。前橋のライブ終わって高崎で泊まるというのが正解だったようです。どうも前橋と高崎に因縁があるという話も。そういえば達郎さんがMCで「なんで高崎にいいホール作んないかなあ」と言っていたのが瞬間フラッシュバック。

■前橋市民及び出身者の方、関係者の方に深くお詫び申し上げます。

松本隆 風街レジェンド2015@東京国際フォーラム [ライブ]

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■2015/8/21(初日)参戦@東京国際フォーラム。今年のライブ6本目で、サザン@武道館に続いて今週2本目。

松本隆作詞家45周年記念と銘打ったトリビュートライブ。実は2002年か2003年かにも同種のトリビュートライブが代々木体育館であったのに行った。数年おきに開催されているようだが、来たのはそれ以来。代々木体育館のライブの正確な日時を確認したかったのでネットで探してみたけど、目ぼしいものは見当たらず。以前は松本隆さんの公式サイト『風待茶房』というのがあったのだけど、共同作業者のライターの川勝正幸さんが事故で亡くなられて以降、閉鎖されてしまった。その時は、キリンジ、田島貴男、藤井隆などといったメンツが出ていたのを憶えている。

■今回久々に来たのは、何と言ってもメンツの豪華さ。はっぴいえんど(松本隆・細野晴臣・鈴木茂、大滝さんは亡くなってしまったが)、(ねじれ)ナイアガラ・トライアングル佐野元春・杉真理・伊藤銀次)、南佳孝、寺尾聡、稲垣潤一、鈴木雅之、原田真二などの男性陣に加え、太田裕美、山下久美子、大橋純子、斉藤由貴、早見優、石川ひとみ。そして矢野顕子と吉田美奈子。おそらく空前絶後のメンツだと思う。そりゃここまで来たら松田聖子は?薬師丸ひろ子は?そして山下達郎は?っていうのはありますが、商業レベルでここまでやれたのはマジで凄いです。行って良かった。この後つらつら書きますが。同行者は昔の会社の後輩のNちゃん。

■TVで見たり、レコードやCDは聴いていたけどライブは初見、という方々が大多数なので大興奮。最初のはっぴいえんどの曲から始まり、楽曲演奏中の大部分は涙ぐんでいて、時折嗚咽が漏れそうになるのを同行者にごまかすのに必死、というくらいのハイテンション。しかも自分で取った席では過去トップ3に入るくらいの、前から12列目という良席。ステージ両サイドの補助の大型モニターがほとんど不要でステージを視認できてしまう凄さ。

■曲構成としては、70〜80年代の歌謡曲とニューミュージック(ここはJ-Popと言わないほうがいいと思う)の両輪構成で、松本隆という人の振幅の広さを感じる。そしてその中でもかなりの部分(1/3弱くらい)が大滝詠一さんの楽曲で構成されていたこと。彼がいたユニット「はっぴいえんど」「ナイアガラ・トライアングル」も含め、このライブは「大滝詠一トリビュート」でもあったということだ。もちろん観客のほとんどが分かっていたと思うけど。仮に大滝さんがご健在だったとしても、偏屈者の大滝さんは今回のライブに参加したかどうかは分からない。もう30年以上ライブをやってなかったのだから。でも松本さんが今回のライブを企画した大きな目的のひとつは、間違いなく大滝詠一だろう。

■個々人のパフォーマンスも良かった。構成上ひとりの持ち歌は多くて2〜3曲だったのだけど、原田真二はエネルギッシュだったし、鈴木雅之のボーカルの声量たるや。南佳孝の個性的な歌い回しに、寺尾聡はシブいし。そして矢野顕子と吉田美奈子の驚愕のパフォーマンス。どちらも人の曲のカバー(矢野顕子はアグネス・チャンのカバー、吉田美奈子は薬師丸ひろ子と松田聖子のカバー)を強烈なオリジナリティで演奏。斉藤由貴や石川ひとみ、早見優のまったく色褪せない存在感も凄い。でも一番ビックリしたのは太田裕美。ボーカルもそうだし、何と言っても「可愛い」。もう還暦のはずだが、「美熟女」「美魔女」というある意味失礼なネーミングは一切使いたくないくらい、単純に「可愛い」のだ。参りましたよ。

■松本隆という人の歌詞が作る音楽の世界は、オレの音楽観の大部分、下手したらほとんどを構成しているのかも知れないと思い知ったライブだった。「風街ばんど」のバンマスの井上鑑さんもすごかったと思う。大滝詠一さんをサポートするひとりで、大滝さんの曲のストリングスアレンジも結構担当してたし、大滝さんが他の人に書いた曲のアレンジも担当していた。おっと、松本隆トリビュートでしたね。繰り返しで申し訳ありませんが、この4時間に及ぶライブ、本当に行って良かった。今年のライブでは最高かな。

■追記。見逃した方、BS朝日で放送されるそうです(日時未定)ので要チェック。あと、セットリストをコメント欄に置いておきますので(もうライブ終わったし)、ご興味のある方はどうぞ。


サザンオールスターズLIVE TOUR 2015「おいしい葡萄の旅」@日本武道館 [ライブ]

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■2015/8/18参戦@日本武道館。今年のライブ5本目。サザンのライブは5回目の参加になりますね。同名ツアーの追加公演で千穐楽。ま、追加公演と言いつつ今年3月発売のサザンのアルバム『葡萄』にライブ抽選の申込券が同封されていたので、もともと予定されてたはず、というのは大人の事情というかお約束か。

■サザンの今回のツアーは6月の札幌ドーム(リンク参照)で行った。基本的にオレは同じミュージシャンの同じツアーに行くのは1回だけ。今一番好きな山下達郎でもそうだ。例外的に、学生の頃仙台であった佐野元春の3日連続ライブに3日とも行ったことはあるけど。何でかというと、同じツアーでは基本的にセットリストの変更はないので、2回目に行くと興醒めになってしまう。ま、ファンの方にはツアー初期と後期での完成度の違いを楽しみにされる方もいるようだが。それに、サザンとか達郎さんとかの取りづらいチケットを、取れたからといって全国渡り歩く人たちもいるが、それは行きたくて行けない人に対していかがなものかと思う。

■じゃ、何で行ったかというと、CD枠で興味本位で申し込んだら当たったので、ということ。これだけでも行きたくて行けなかった人には殴られそうだが。あと、他のミュージシャンも含めてツアーの千穐楽に参加したことがなかったこと。最後は武道館がかなり久々だったということ。武道館は今まで2回行ったことがある。エルヴィス・コステロとレニー・クラヴィッツ。どちらも90年代だったのでほぼ20年ぶり。

■今回の武道館はまずCD購入枠とFC枠で抽選があり、残りは一般発売という狭き門で、しかも全ての申込みが一口一枚限りというかなり珍しい例。という訳で、オレもそうだが大部分ぼっち参戦。しかし会場に入る途中にはなぜか集団で来てる人たちも結構いた。謎のマジックを使ったか、もしくはメンバーがみんな当選して一緒に来たのかは謎。ただ席につくと周りはみんなぼっちばっかりだった。しかし、サザンのライブはグッズTシャツの着用率がもともと高いが、今回は着用率50%超えで、もはやファンミーティングである。オレも一応、2013年ツアーのTシャツと、1995年(20年前!)の企画アルバム『Happy!』についていたハッピは持っているのだが、なんか恥ずかしくて持ってこれなかった。

■本人確認のため、会場に行くまで座席は分からない。これも転売ヤー防止のためなんだろうけど、達郎さんやまりやさんのコンサートは一応席は分かるので、この辺はなんとかして欲しい。事前のワクワク感とか心の整理に必要。相変わらず座席運のないオレなので、席は2階席のかなり上のほう。でも、東京ドームとかと比べたら武道館は当然コンパクトなので、結構よく見える席だった。セトリは前回行った札幌とほぼ同じなので繰り返しません。ただ一曲追加があった。武道館つながりということで、The Beatlesの『HELP!』をカバーしたのだ。これはかなりレアなのでほくそ笑んでしまった。桑田さんのMCによれば、沖縄では同じく『All My Loving』をやったのだがかなりグダグダになってしまい、追加公演なのにこの曲だけリハを再度行ったとか。楽しい出来でした。

■セトリには当然ながらさほどの感動はなかった。でも、『葡萄』が耳に馴染んできたこと(前回は馴染んでなかったんかい!)と、やはりサザンは青春時代に寄り添ってくれていた音楽なので(昔のブログ「サザンオールスターズとわたくし」参照)、曲によっては目頭が熱くなってしまう。『栞のテーマ』(これ、貫地谷しほりの命名の理由って知ってた?)や『あなただけを』などなど。総じて前回の札幌と比べたら個人的には良かった。専用コンサートホールではないので、音響がいいとは言えない武道館だけど、さすがにドームとかよりは全然いい。達郎さんはそれでも気に入らないらしいけど。あと、舞台造作の制限のせいか、ステージの両サイドにいつもならある大型モニターが今回はなかったことで、映像演出が過剰になりすぎず、昔80年代に仙台で観たライブのようなバンドサウンド主体の構成になっていたこと。

■千穐楽ということで、最後に桑田さんからバンドとサポートミュージシャンだけではなく、裏方の人にも広く感謝の念を伝えてたこともあり、結果実質4時間。山下達郎超えの自分史上最長ライブである。それで平日なのに開演6:00PMという早い時間だったのか。

■行ってよかった。これからも、もう遠征は行かないと思うけど首都圏でチケットが取れれば行くと思う。でも、4時間の間歌って走っての桑田さんは、もちろん体調管理を万全にしていると思うのだけど、終わり間際のMCで「みんなー!死ぬなよ!」と。ここが少し引っかかった。札幌ではそんなこと言ってなかったのに。

■ま、杞憂と思うことにする。

稲垣潤一コンサート2015@関内ホール [ライブ]

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■2015/7/25参戦@関内ホール。ライブは今年4本目ですねおそらく。

■「稲潤」と言えば我々世代では、元日本代表の川崎フロンターレの稲本潤一のことではなく、稲垣潤一のことである。まあそもそも、稲本潤一はあまり「稲潤」という略称で呼ばれていなかったような気もするが。ヒット曲が多いので、若い人でも名前くらい知っていると思うけど、仙台市出身のシンガーです。私事ですが、オレが大学入学で仙台に越したのが1982年。ちょうど稲垣潤一がデビューした年でした。デビュー前は仙台のパブ「スコッチ・バンク」(現存)でドラムを叩いてたらしいという話もあったし。商店街を歩いているとヘビロテで稲潤の曲がかかりまくり。まあ刷り込み効果で結構好きになってしまった。同時期に、ハウンド・ドッグも同じ状況だったのだけど、なぜかハウンド・ドッグには発動しなかった。

■当時のJ-Popではシンガーソングライターが全盛だったのだけど、稲垣潤一は基本的には自分で作詞作曲をせず、ボーカルとドラムに集中するという奇特なスタイルだった。同じ時期に「C-C-B」の笠浩二という、ドラム兼ボーカルという人もいたが。

■別にルックスがいいわけではない。なんというか俳優の岡本信人を若干若くしたようなルックス(すいませんすいません)だし、パフォーマーとしてダンスが上手な訳でもない。どちらかというと東海林太郎(古)の直立歌唱に近い(すいませんすいません)。ただ彼が未だに第一線にいるのは、類まれなるハイトーンボイスに拠るところが大なのではないか。それでびっくりするぐらいヒット曲を連発してきたし、最近は人のカバー楽曲のアルバムがそこそこ売れてるらしい。そのへんは徳永英明と立ち位置が似てるかな。

■前置き長過ぎて申し訳ありません。稲垣潤一のライブは未見で、しかも家からそう遠くない関内ホールで、リーズナブルな価格(5,800円)で行けるので来てみた。席も2列目というびっくり。しかしながら最近のアルバムはカバーも含めてまったく聴いてないので若干の不安。

■始まったけどオープニングの曲はやはり知らない歌。でも、さすがに80〜90年代に綺羅星のごとくヒットを重ねてきた稲潤、途中途中でヒット曲がプレイされていく。バンドは、稲潤とギター、ベース、キーボード、コーラスというミニマムに近い構成。でもステージの中央にはドラムセットが鎮座しているが、ドラマーはいない。なんで?

■基本的に曲のアレンジはドラムを必要としないものが多かったけど、必要とする曲にはドラムや参加してないはずのホーンセクションがあったりとかで。半分以上オケだったのだ。なので、正確にはライブではなくコンサートでした。

■この手のコンサートを観るのは初めてだったので、正直失望したところはありました。でもまあ、ハイトーンボイスは健在だし、大滝詠一さんのカバー『恋するカレン』を演ってくれたりとか結構満足。ちなみに稲潤がドラムを実際に叩いたのは大滝さんの曲『バチェラー・ガール』と『ドラマティック・レイン』の2曲だけでした。まあ全曲歌いながらのドラミングでは絶対息切れするので、仕方ない部分はあると思うけど、ドラマーを別に立てて完全ライブでやるほうがいいと思うな。

■とは言うものの、30年前やバブル時代にタイムスリップした感じでなかなか楽しかった。で、横浜恒例で、その後友人夫妻と待ち合わせして野毛周辺で深酒。結局横浜に泊まりましたとさ。

サザンオールスターズLIVE TOUR 2015「おいしい葡萄の旅」@札幌ドーム [ライブ]

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■2015/6/6参戦@札幌ドーム。何だか最近3ヶ月連続でライブに行ってるな。以前のライブはこちら(『ポール・マッカートニー アウト・ゼアー ジャパン・ツアー2015@東京ドーム』と、『岡村靖幸 LIVE TOUR 2015 「This is my life」@Zepp Tokyo』)。何だか若い頃より頻繁にライブに行ってる気がする。終活なのか?(笑)

■本来行くつもりはなかった。東京のチケットが全滅だったので。しかしイープラスで試しに申し込んだら取れたじゃないですか。山下達郎と竹内まりや以外は地方遠征(いわゆる追っかけ)をしなかったわたくしにとっては初でしたね。サザンのライブは二年ぶり。前回の日産スタジアムのライブは真夏なのでクソ暑く、熱中症寸前だったのだけど、今回は6月とはいえ北海道なので寒すぎ。ライブ中は大丈夫だったけど出てからが超肌寒い。その日札幌の気温は11℃だったそうな。

■金がないのでジェットスターで札幌へ。しかし成田空港からサザンのTシャツを着たファンが結構いたりして。新千歳空港駅で、快速エアポートが発車しそうなので飛び乗ってロングシートに座ったら、なんと斜め向かいに久保ミツロウが座ってるじゃないですか! ツイッターのアイコンと同じ眼鏡をかけてるのですぐ分かりました。が、周りの客を見てもドギマギしてるのはオレだけで、ほぼ皆様気づいてない模様。おまけに久保センセイの前に茶髪の兄ちゃんが通路でスーツケースにまたがり少年ジャンプを読むという暴挙(笑)。久保センセイはまったく動じずスマホをいじっておられましたが。久保センセイとオレは同じく札幌駅で降りたけど、サザンのライブが目的なのかなと思ったら違ったらしい。


■「イースタンユース」というシブい4ピースバンドのライブが目的だったらしいです。オレはそのまま予約したビジネスホテルに荷物を置いて札幌ドームへ向かう。スーパーホテルだったんだけど価格がいつもの1.5倍。動員率が高いバンドのライブだとビジネスホテルも強気の価格設定になっちゃうんだよね。山下達郎さんは収容人数の少ない会場でしかライブをやらない(音響重視)ので、地方に遠征してもそんなことはなかったのだけど。

■札幌ドーム、立派な会場だが動線設計がクソで、中を移動するだけでもの凄く時間が掛かった。日ハムファンの人は文句を言わないのだろうか。それはさておき今回のツアー、3月発売のサザンとしては10年ぶり(!)のニューアルバム『葡萄』のリリースに伴うもの。なのでセットリストは『葡萄』の収録曲中心で、オレの中では傑作と思っている前作『KILLER STREET』からは一曲もなし。これは毎度のことだが『NUDE MAN』からもなし。それどころか、今までに行ったライブでは必ず演っていた『勝手にシンドバッド』と『いとしのエリー』すらなかったのだ。好意的に考えるとまだまだ現役頑張りますよ、という意思表示なのかとも思えるけど。

■桑田佳祐の声の調子もよく、パフォーマンスも良かった。ただ、これは今に始まったことではないが、前回にまして映像演出が派手というか過剰すぎて、じっくり演奏を聴きたいタイプのオレはちと苦手。まあサザンのライブはその種のパフォーマンスと考えるべきなんだろうが。

■『葡萄』というアルバムをあまり聴き込んでないせいか、前述したセットリストの点ではちょっと不満が残った。それに、桑田佳祐は政治的な歌(『ピースとハイライト』とか)があまり得意じゃないように思う。政治的な歌を歌っちゃダメと言う意味ではなくて、あからさまな比喩ではなくもう少し咀嚼した歌詞にしたほうがいい。オレ的には春歌に近い男女の情念の歌が一番好きなんだけどな。

■でもサザンならではのなかなか楽しいライブでした。札幌ドーム弾丸だけじゃもったいないので、翌日は余市まで足を伸ばしニッカ余市蒸溜所に行ったりして、初夏の北海道を満喫しましたとさ。

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岡村靖幸 LIVE TOUR 2015 「This is my life」@Zepp Tokyo [ライブ]

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■2015/5/16参戦。今年のライブ2回目だけど、岡村ちゃんのライブはだいたい2年ぶりである。

■岡村ちゃんの復活時期とこのブログを頻繁に更新し始めた時期が重なっているので、復活後に参加したライブはこのブログに全部ログがある。お時間の許す方は参考にしていただければ。
岡村靖幸「エチケット」@STUDIO COAST
岡村靖幸「エチケット+」@STUDIO COAST
岡村靖幸 LIVE TOUR 2012「スポーツ」@SHIBUYA-AX
岡村靖幸 LIVE TOUR 2013 「むこうみずでいじらしくて」@SHIBUYA-AX

■ついでに、この以前に2回行っているのだけど、いつ行ったのかをちょっとネットで掘ってみたらあった。もちろん昔の話なのでログはない。
・1988/10/12@クラブチッタ川崎。これが初回。なんと昭和だ。
・2004/9/10「岡村靖幸 Me-imi ツアー」@Zepp Tokyo。
最近毎年行っている山下達郎のツアーでさえ5回なので、今回を含めて計7回は単独のアーティストに行った記録の中では自分的に最多。何でこうなったかは、自分にもよく分からない部分がある。

■今回一緒に行ったのは、以前のログにも出てくる昔の同僚のMさんと後輩のS。ともに岡村ちゃん好き。しかも今回の会場Zepp Tokyoは、なんと2004年のライブにMさんと一緒に行ったところである。時が経つのは速いのを改めて実感。Mさん本人は半ば忘れていたが、まあそんなもんだろう。Sは仕事で1時間くらい遅れるらしいので、先にMさんと一緒に入り開演を迎える。

■11年ぶりの会場ともなると記憶が曖昧で、「こんなに狭かったかなあ?」という印象を抱く。しかし毎回チケットはほぼ取れるもののかなりな激混み状態。ま、オールスタンディングだからね。正直50過ぎるとこの手のライブは結構しんどいし、終わった後は足がガクガクになった。でも岡村ちゃんも今年で50歳だし(オレより2歳下)、まだ楽な観客の方が頑張らねばなと。そういえば2年前に来た時も思ったのだが、復活時の当初と比べて観客の平均年齢が下がってるように感じた。もちろん20代中心とかいう訳ではないけど。最近じわじわとTVメディアへの露出が増えつつある効果もあるのかな。

■さすがに2年ぶりなので、アルバムリリースはないけどシングルはぼちぼちリリースされているので、セットリストは結構変わっていた。驚いたのは、セルフカバーは以前もあったのだけど(『愛の才能』や渡辺美里への提供曲とか)、今回は全く関係ないカバーがあったのだ。宇多田ヒカルの『Automatic』とかサザンオールスターズの『慕情』とかね。Mさんはライブのあと「今サザン演ったよね?」と言ってたけど我々は「いやいやいや」と言いましたが調べたら本当でした。申し訳ございません。『Automatic』は、昨年末にリリースされた宇多田ヒカルのトリビュートアルバムに、岡村ちゃんが同曲のレコーディングで参加したのが由来らしいけど。

■声も伸びて、ダンスも冴え満足な約2時間50分のライブでございました。ただ我々の右前のお兄さんが、地味っぽいのに変なハッスルダンスで踊っていて、前半はお兄さんが気になりなかなかライブに集中できなかったことは書いておこう。映画でも舞台でもそうだけど、隣の客は選べないよなあ。次回も是非参加したいが、できれば数少ない2階の椅子席で観戦したいと思う51歳でした。足腰がしんどい。

■最後に。岡村ちゃんのライブでの定番曲としては『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』やデビュー曲の『Out of Blue』があると思うけど、この曲は近年の作品では出色の出来。ライブで観れて感激した。ま、小出祐介もヒマではないと思うのでゲストで来てはなかったけどね。




ポール・マッカートニー アウト・ゼアー ジャパン・ツアー2015@東京ドーム [ライブ]

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■タイトル長くてすいません。2015/4/27参戦。なんと今年初ライブ。ポールさんには昨年5月に強烈な肩透かしを食らって以来だけど、観るのは人生で初めて。ま、一応100歳まで生きるつもりだけど、それにしても折り返しを過ぎてるので(涙)、今までで経験してなかったことは、なるべく経験しようと思う初老のこの頃。ストーンズは行ったことあるけど、マイケルジャクソンも観たかったのにこの世を去ってしまったし、あとは洋楽系ではプリンスを観れればまあ満足です。ビーチ・ボーイズは観たことないけど、ブライアン・ウィルソンのソロは、10年以上前だけど東京国際フォーラムで観れたので。

■ビートルズに直接影響を受けた世代はオレ(1963年生まれ)より少し上だと思う。物心ついた時にはビートルズはとっくに解散してたし。ただ、同世代でも上に兄や姉がいた人はそれで知った人も多いのかなと。オレも4歳上の兄がいるのでそうでした。で、現代の少子化と異なり、だいたい上に兄なり姉なりがいた人が多かったので、中学・高校ではビートルズの話をすると「ジョン派?ポール派?」という議論が結構多かったかなと。人に言えるほど音楽好きではなかったオレですら、たびたび巻き込まれた。

■で、結論から言うとオレはポール派です。アイコン的にはジョンのほうが凄いと思うんだけど、ソングライターとしての才能はポールの方が際立ってると思う。だいたいビートルズの曲で好きなのはほぼポールの曲。ただ、中学生ぐらいまでは、ジョージとリンゴの曲以外のクレジットが全部「Lennon-McCartney」で、別作であるということを知らなかったので、曲調の違いはあるのになぜ?と思っていた。まあ、ジョン派の男子の方がモテてたなあ(苦笑)。中学の同級生の、通称「いっつぁん」は、「オレを『ジョン・レノイツ』と呼んでくれ」と言ってました。彼がモテたかどうかは知らないけど。

■前置き長過ぎですね。東京ドームに行きました。実は、今回は昨年のツアー全キャンセルの影響があって、チケットの売れ行きがはかばかしくなく(そりゃそうだ)、おそらく希望すれば誰でも行けたみたいです。しかしながらドーム内はほぼ満員。動員力はさすがです。しかし今回も席は良くなくて、二階席の上から数えたほうが早い席。四半世紀前に行ったストーンズのコンサートと同様、肉眼ではポールを米粒程度にしか認識できなかったので、大型ビジョンが無ければポールのパチモンが歌ってても気づかなかったと思う。

■セットリストについては、すでにネット上でいろいろ上がってるのでここでは書かない。この曲を演ってくれて嬉しかったとか、この曲は演って欲しかったなどの個々の感想はあるけどね。ただ自分の中では生ける伝説のポールさんの生を観て聴けたのは本当に良かった。『アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア』とか泣けましたね。ビートルズの中でも初期の曲が割合好きなオレは、高校時分は「ジョンの精神世界が分かんないのか?」とバカにされてましたが、未だにその点はブレない。年齢を考えたらライブの時間(この日は2時間40分)と、途中水を飲まないでこなしたのはセルフコントロールが凄いのかなと。昨年のキャンセル時に「深酒でキャンセルした」とツイートした某音楽評論家、前に出なさい。

■しかし何回か東京ドームに来てて、感想を忘れた頃にまた行くのだけど、今回も思った。東京ドームはマジ音響悪いぜ! ライブをやる場所ではない。まあでも、行って良かったけどね。

■おまけ。高校の同級生が次の日の武道館でのポールのライブに参戦すべく大阪から上京しており、「ポールの反省会で飲もや!」と言われ、他の関東地区在住の同級生も含め翌々日に赤羽の「まるます家」(『孤独のグルメ』ファンの聖地)で朝から飲んだのだけど、姐さん、よく考えたらポールさんと何の関係もないわ(笑)。

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竹内まりや「souvenir 2014」@ゼビオアリーナ仙台 [ライブ]

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■2014/11/29参戦。前のエントリ「竹内まりやとわたくし」でも書いた通り、人生初のまりやさんライブで、東京でチケットが取れなかったので仙台まで遠征した。もちろんこんな酔狂に付き合ってくれる人はいないので、またぼっちです。仙台は大学時代を過ごした土地なので土地勘はある程度ある。でも会場はゼビオアリーナ仙台、って知らんがな。オレが仙台にいた時にはなかった施設で、仙台の市街中心地ではなく、南部の長町駅が最寄り駅。ってそんなの仙台在住経験者以外には何のことやら、だとは思うけど。

■本年ライブ参戦は3回めでそのうち2回は地方遠征。しかも今年はこれでたぶん終わり(友人頼みの年末のサザンの年越しライブのチケットが回ってこなければだけど)。なので気合十分。午前中には仙台に着いてしまいました。ライブは6:00PMからなのに。仙台に来るのは2年ぶりなのだけど、とくに東口がかなり工事中だし、オレが住んでた約30年前とはかなり変わっている。西口駅前のペデストリアンデッキは健在だけど。

■前置き長過ぎて申し訳ありません。達郎さんの今年のツアー以降、ダフ屋対策で入場には本人認証がマストになってます。なので入場に時間が掛かるのは仕方ないし、運営側も試行錯誤しているだろうけど、もう少しスマートな方法が見つかればいいなと思う。で入場して思ったのだけど、達郎さんのライブは男性比率が高いのだが、今回は男女比推測4:6くらいで女性が多かった。ま、女性に共感されるまりやさんだからある意味当然だけど。

■それよりびっくりしたのが客層の年齢。達郎さんのライブの観客平均年齢は推定45歳前後だけど、体感的に今回は+5〜10歳くらい。若い女性にも支持が多いと思っていたのだが。自分の席の周りで言うと、over60のグループ(今回チケットは1申込4人がMAX)が目立った。失礼ながらその辺の年齢層の方がチケット取りの巧者とはあまり思えない。なんで、イープラスの抽選(今回イープラス限定)はゴールドカード決済の人優先じゃないか、と思わず妄想してしまった次第です。

■やっと本題に入ります。まりやさんの全国ツアーはなんと33年ぶりとか(2010年は東京と大阪のみ)。6会場9開催なので難易度は達郎さんのライブより遥かに厳しく、たとえ遠征とはいえチケットを取れたのは僥倖としか言えない。そして、バックバンドは達郎さんのツアーと完全一致。MCでまりやさんが「私のツアーに来たらもれなく達郎がついてきます。お得でしょ?」と言ってたのだが確かに一粒で二度美味しい。でも、まりやさんのツアー、達郎さん以上に超プラチナなんですが。

■オープニングからしばらくは、30年以上前の昔レコードで聴いていたまりやさんの声が生で聴けるということで最初から目頭がじんとしていた。楽曲はもちろんのこと、バックバンドのリズムセクションがすごく良かった。ドラムの小笠原くん、ベースの伊藤さん、ギターの佐橋さん(MCで奥様・松たか子のご懐妊でいじられてた)の作り出すリズムのグルーヴが凄すぎて。まりやさんの既存の曲に別なパワーを与えていた。

■達郎さんのライブと違い、ネットでのセットリスト暴露禁止令はなかったのだけど、あからさまにはできない。以下部分的に。最初の休業前のヒット曲はほぼやっていた。愛着があるんだろうな。新作『TRAD』に収録されている『たそがれダイアリー』はCDで聴いた時はあまりピンと来なかったんだけど、ライブでの物凄いグルーヴ感。それ以外も『Sweetest Music』の強烈なドライブとか、今更ながらバックバンド、そしてバンマスの達郎さんの力がいかに凄いかと。

■もちろん、まりやさんの神に与えられたかのようなヴォーカルとチャーミングなパフォーマンスにはやられっぱなしだったので、ほぼ半泣きで聴いてました。

■セットリストに関して若干不満足なところは正直あった。オレが好きな『もう一度』『恋の嵐』『カムフラージュ』(まりやさん唯一のシングルチャート1位)『スロー・ラブ』とかが演奏されなかったところ。まあ、まりやさんのファンの女性は、マイナーコードの『シングル・アゲイン』『駅』とかが好きらしいので仕方ないけど。気になったのでネットで過去ライブのセットリストを調べたのだけど(ビバネット)、そもそも『もう一度』『恋の嵐』はライブでやった記録がない。『カムフラージュ』はライブアルバムにも収録されているので昔はやってたみたい。ま、まりやさんのファンって女性が過半数だと思うので、女性の感情に寄り添った歌詞の曲が上位に来るのはまあ当然かと。

■大満足のライブでした。CDでは気付かないが、ライブでのまりやさんのヴォーカルは結構こぶしが効いている。その辺も含めて、やはりまりやさんは歌謡曲の正当な後継者の数少ないひとりだと思う。今の邦楽チャートのトップ10とか、昭和の歌謡曲の残滓もない。若手にもこういう人がもっと出てきて欲しい。

■是非また行きたいけど、来年以降もまたツアーが開催されるのだろうか。


山下達郎「Maniac Tour ~PERFORMANCE 2014~」@新潟県民会館 [ライブ]

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■今回少しだけネタバレあります。これからライブに行く方はご注意。

■最近ライブにあまり行ってないので、なんと今年2回め。お正月の「杉まつり」以来。2014/08/08参戦。山下達郎さんのツアーでは、2008年以降3シーズン謎のチケット当選神通力を誇っていたオレ様ではあったが、前回はダメで松江の先行無抽選、今回は首都圏の抽選に外れまくりようやく新潟県民ホール公演に当選と、神通力が落ちてしまった残念な現状。

■今回の競争の激しさはある程度予測はできてました。「今までに演った曲がない曲主体」っていうアナウンスと、開催会場が絞られていたこと。わたくし首都圏在住で、いつものツアーでは埼玉千葉神奈川は当然あるんですが、今回は首都圏は東京のみ。そりゃ取れませんぜ。FCに入っている人も今回厳しかったらしく、某mixiのコミュで、FCに入っているのにチケが取れないのは許せない!FCや事務所、イープラス(今回はイープラス独占)にクレームする!という声が多数だったけど、そんなに狭量でどうすんのよと少し呆れた。年会費5000円程度(まあ安くはないけど)でプラチナチケットが確保できると考えるほうがおかしいじゃん。

■3次抽選で新潟になんとか当選。という訳で前回の島根に続きぼっちツアー敢行。島根と比べ新潟は2時間かからないので楽は楽。新潟は今まで仕事で1回、プライベート(=競馬:爆)で2回と馴染みが薄い。せっかくなので週末を挟み泊まりで行くことにした。

■午後新潟着。宿にチェックインだけしてその後会場の新潟県民会館に向かう。金沢もそうなんだけど、新潟もJRの駅と繁華街は結構距離がある。しかも新潟県民会館はさらに離れているのでバスで行くしかない。正直アクセスはあまりよろしくない。帰りは長蛇の列でタクシーに乗って帰るしかなかったし。会場自体は1600席程度と結構コンパクト。取れた席は2階の一番後ろという最悪(3階はない)だったのだけど、十分楽しめた。

■今回からダフ屋や転売ヤー対策のため導入された、入場の際の本人認証システムだが、早めの時間に行ったのですんなり通った。が、開演直前は長蛇の列だったので、仕事帰りに行くのにはちとキツいかも。しかも、基本的にチケットを買った本人が同行しないと善意で譲ることもできないので、この辺は今後の課題。

■以降若干のネタバレ。「普段ライブでやるような曲はほぼやらない」という事前の宣言通り、メジャーな曲はほぼ演奏しなかった。知人ヤング女子大生はこの後別の会場で行くらしいけど「セトリ見たら知ってる曲が3曲しかなかった」と嘆いていた(しかし行く公演での席は前から3列目らしい。悔しい:笑)。彼女のような若いファンや、達郎初心者にはちとムズいツアーかも知れない。実際、いつも必ずやる最大のヒット曲「クリスマス・イブ」やブレイクした曲「RIDE ON TIME」を本当にやらないのだ。その代わりってわけじゃないけど、今まで聴けなかった「あまく危険な香り」「世界の果てまで」などの珠玉のマスターピースを演奏してくれた。

■「あまく危険な香り」について。これは30年以上前の曲で、ライブ盤『JOY』には収録されているので、以前やったことがないわけでもないが、この数年のツアーではまったくやってなかった。この曲は「達郎節」とも言うべき代表的なリズムパターンが特徴。菊地成孔言うところの、「デッデッツデッデ、デッデッツデッデ」です。他の曲でいうと「街物語」とか、編曲だけど奥様の「プラスティック・ラブ」とかね。この曲をライブで聴くのは夢のひとつだったので、思わず落涙しましたよ、ええ。毎回達郎さんのライブでは涙ぐむオレではあるが。歳のせいとか言うなよ。

■マニアックツアーなので、本編ではお馴染みの曲はやってないが、バランスの関係かアンコールではいつもの曲連発。なんでクラッカー持っていったほうがいいです。できれば通常のツアーと隔年で開催して欲しい。なんせ300曲以上発表しているので、今回のツアーでも期待したけどやらなかった曲が結構あるし。でもこんなライブができるのは「マニアック」なファンを大勢抱えた山下達郎ならではですね。

■あと、MCではまったく触れなかったが、演奏中に昨年末急逝した大滝詠一さんの曲のフレーズが何箇所かに散りばめられていた。達郎さんらしいナイアガラ・トリビュートでした。

■という訳で大満足でしたが、以下、達郎さん本人には全く関係ないけど苦言。回りの客で演奏中にスマホやタブレットを使ったり、あげくの果てにはICレコーダーで録音してる奴とかいてげんなり。チケット代払えば何やってもいいってもんじゃないだろう。新潟の客層が悪いとは思いたくないけど。

■ライブの感想は以上。ついでに新潟を若干観光しようかと思ったけど、台風来襲で「新潟まつり」のいくつかのイベントとかは中止になったものもあり、若干の食べ歩きのみ。以下、新潟に親の実家がある友人に教わった地元の店ふたつ。

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■地元で人気のラーメン屋「三吉屋」。スープが絶妙だけど、麺固めで頼んだほうがいいかも。

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■新潟名物?(「ケンミンSHOW」で見たことある)の「みかづき」のナポリタン。焼きそばの上にトマトソースが掛かっているという珍妙な食べ物。ジャンクだけどそんなに悪くはない。

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■あとせっかくなので(?)最後に新潟競馬に行きました。ええ、負けましたけど何か。


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