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伊藤くん A to E [映画]

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■2018/01/13鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年3本目の邦画1本目。

■同名のドラマを昨年末の深夜に、今作の監督である廣木隆一さんがチーフのドラマを見たのが鑑賞のきっかけ。廣木隆一監督は少女漫画原作のいわゆる「プログラム・ピクチャ」を撮りながら時々自分企画っぽいのを挟んでくるという、観客からしたら面白い監督さんです。「プログラム・ピクチャ」では『オオカミ少女と黒王子』とか。作品数が多いので全然追い切れてません。自分企画っぽいのは『さよなら歌舞伎町』とか。廣木監督作としてはオレはなるべく後者を観たいのだけど、「プログラム・ピクチャ」系と比べて上映館は少なく上映期間も短い。作品の質云々より興行側が評価してないせいもあるかも。おかげで、昨年公開でB先輩絶賛の『彼女の人生は間違いじゃない』も観そびれましたよええ。大ベテランでそれなりの功績もある監督さんの好きな企画が通らないなって、日本映画界もまあまあおかしいかなと思う。ま、自分の企画を通せる監督は、日本では一桁しかいないだろう。

■まあ、おそらく持ち込み企画でも『娚の一生』みたいな廣木色が強い作品もあるけどね。

■前置き長すぎで申し訳ありません。今作はプログラム・ピクチャ系の作品。原作は漫画ではないけど、柚木麻子さんの同名小説が原作。

■かつてヒット作はあったが、今はくすぶっているアラサーの脚本家・矢崎莉桜(木村文乃)は、彼女の講演会に来た一般女性、A〜D(佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆)の男性関係の話を取材して、新しい脚本にしようと目論んでいた。不思議なのは彼女たちの相手がみんな「伊藤くん」だということ。実は「伊藤くん」は同一人物で、莉桜主催のシナリオ勉強会の会員の一人、伊藤誠二郎(岡田将生)だったのだ。

■伊藤は28歳・フリーターの設定なんだけど、ちょっと昔の自分の経験がカブる。フリーターでもなかったし30過ぎてたけど、某キー局のシナリオ学校に通ってた経験がある。結局シナリオライターにはなれなかったけど、結構楽しい時期だった。

■オレのヨタ話はどうでもいいですね。伊藤くんは複数の女性を惑わせる女たらしでありながら、実は童貞だったというぶっ飛び(古)設定は面白かったし、伊藤くんや莉桜を含め、自分のプライドや価値観を守るのがすべての登場人物において最優先、というのが凄かった。

■まあ、毒が強くて万人にはお薦めできないけど、結構気に入った映画です。岡田将生はなんでもこなせる演技力の割に、器用貧乏過ぎて評価がイマイチだと思う。なので、この映画も含めて悪人やクズ役として面白かった『悪人』『謝罪の王様』のようなクズ役に専念されたら評価が上がるのではないかと。

■すいません、絶対無理ですね。鬼イケメンなので。

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