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2016年、面白かった映画 [映画]

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■昨年は年間100本観て、来年は控えようとかなんとか言っていたのだが、結果的に今年観たのは136本。複数回観たのも加算するとなんと年間160本である。アホか。その分今年は舞台2本、ライブ1本と他が少しサビシイ。

■そして、映画好きの友人知人の大部分の人が言っているのだが、今年はまれに見る邦画大豊作の年。なので、いつもは洋画・邦画5本ずつなのだけど、今年に限って邦画を10本にします。例によって順不同で。詳細な感想はリンクをご参照ください。

■まずは洋画から。
『ローグ・ワン スター・ウォーズ ストーリー』
『キャロル』
『ハドソン川の奇跡』
『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』
『ニュースの真相』

■『ローグ・ワン』はまた観る予定だけど、キャリーフィッシャーの訃報の後だと、エンディングで号泣しそう。ルーニー・マーラがひたすら美しい『キャロル』も素晴らしかった。あとの3本は社会派の映画だけど、いずれも甲乙つけがたし。『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』が次点くらい。

■続いて邦画。
『シン・ゴジラ』
『君の名は。』
『この世界の片隅に』
『リップヴァンウィンクルの花嫁』
『海よりもまだ深く』
『怒り』
『何者』
『溺れるナイフ』
『ちはやふる 上の句/下の句』
『聖の青春』

■皆様同様、『シン・ゴジラ』と『君の名は。』は外せません。特に『シン・ゴジラ』はやっぱり一番かな。『この世界の片隅に』はじわじわ人気が上がってきてロングラン中。個人的に応援してます。他も優劣つけがたしと言う豊穣な1年でした。

■今年の更新はこれで終了です。皆様、良いお年をお迎えください。

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 [映画]

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■2016/12/30鑑賞@TOHOシネマズシャンテ。今年136本目の洋画68本目。この映画もTOHOシネマズシャンテの先行公開(本公開は2017/1/14)で、現時点で上映しているのはこちらだけ。なのだけど面白そうなので年内に観ておくことにした。

■イギリス軍の諜報機関の将校、キャサリン大佐(ヘレン・ミレン)は上司の国防相・フランク中将(アラン・リックマン:この作品が遺作とのこと)と連携し、米軍のドローン偵察機を使い英米共同のテロリスト捕獲作戦を指揮している。ドローン偵察機が、ケニア・ナイロビに潜んでいる凶悪なテロリストたちを確認。そこで彼大規模な自爆テロ計画が発覚し、捕獲は殺害作戦へと切り替わる。アメリカではキャサリンの指示を受け、ヘルファイアミサイルの発射準備に入る。がそこで、殺傷圏内にパン売りの幼い少女がいることがわかる。

■そこで国をまたいだ政府や軍とのやり取りが延々と繰り返されるのはどっかで見たことがあるな、と思ったら『シン・ゴジラ』でした。これもまたポリティカル・サスペンスの映画。多国間に渡るのでそれぞれの利害が相反したりして、ゴジラ襲撃の前の日本政府のようなグダグダ感。そしてヘレン・ミレンの、口では少女の命優先と言いながら、実際は屁とも思っていない腹黒さが最高。

■結末は書きませんが、大部分の話が会議室なので、『踊る大捜査線』の青島刑事なら「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」と怒鳴りそうな内容です。面白いけどちょっと後味が悪い。でも現実は結構これに近い形になっているんだろうな。

■これも割合お薦めです。1月には全国公開されると思うので。

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MILES AHEAD マイルス・デイヴィス 空白の5年間 [映画]

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■2016/12/30鑑賞@TOHOシネマズシャンテ。今年135本目の洋画67本目。この映画、その日の時点で東京での上映館はここだけ(というか全国でもあと大阪で1館)なのでまた日比谷に赴いた。

マイルスデイヴィスといえば、ジャズを聴かない人でも名前くらいは知っているジャズの帝王。どうでもいい話だが、昔勤めていた目黒の会社(今は移転してます)の向かいに「ブルース・アレイ・ジャパン」というライブレストランがあり、そこのこけら落とし公演がマイルス・ディヴィスだったのを覚えている。チケ代が高かったので行かなかったが。

■『アベンジャーズ』シリーズでおなじみのドン・チードルの初監督作品にして主演作。マイルス・ディヴィスが活動を休止していた1975〜80年の5年間に起きた話。活動を休止し酒とドラッグに溺れていたマイルスの自宅に、野心を持った「ローリング・ストーン」誌の記者・デイヴ(ユアン・マクレガー)が、カムバック記事を書かせてくれと無理矢理押しかけてくる。デイヴと行動をともにするうちに、コロンビアレコードの悪辣なプロデューサーに大事なマスターテープを盗まれ、それを取り返そうとする。そこに別れた妻・フランシスとの過去の苦い思い出が時折挿入されていく。

■とても実話ベースとは思えないぶっ飛んだ話。マイルスはヤク中だわ、所構わず銃をぶっ放すわカーチェイスは繰り広げるわですごく面白い。ドン・チードルの熱演と、腹黒いユアン・マクレガーもイケてるし。劇伴はもちろんマイルスの曲が主体で、最後の方のライブシーンではハービー・ハンコックとかの名だたるミュージシャンが参加していて迫力あり。サントラ盤が欲しくなった。ドン・チードルの演出も、若干ギミックを使いすぎな感はあるものの、スピーディーで飽きさせない。

■結構お薦めです。ただ、ドン・チードルがマイルスに全く似ていないところは目を瞑ろう。

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ぼくは明日、昨日のきみとデートする [映画]

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■2016/12/25鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年134本目の邦画68本目。

■別の映画を観るつもりだったのだけど時間の都合でこちら。七月隆文の同名小説(ラノベというべきか)が原作の映画。奥手の美大生・高寿(福士蒼汰)が電車の中で出会った少女・愛美(小松菜奈)に一目惚れして付き合い出すが、実は愛美には重大な秘密があった。

■ネタバレ失礼。秘密というのは愛美は高寿とは別のパラレルワールドの人間で、その世界の時間軸は高寿のいる世界とは逆で、高寿が年を取れば取るほど愛美は若くなっていくという設定。ファンタジーに難癖を付けるのも大人げないとは思うけど、頭で無理やり理解はしてみたもののところどころに齟齬が目立ちスッキリとはいかなかった。

■ただ、今年も売れっ子である小松菜奈出演の映画はたくさん観たが、過去の出演映画を遡っても、この映画の小松菜奈が一番魅力的。大根仁監督の『バクマン。』すら上回っている。三木孝浩監督は『ホットロード』の時も思ったのだが、主演俳優・女優をプロモーションビデオのように魅力的に撮る技術には大変長けている。それが三木監督の最大の強みであり、かつ限界なんだろうなとも思う。福士・小松の両人のファンは観てもいいとは思うけど、それ以外の方には特にお薦めはしません。

■余談。シアターに入ったら、おそらく福士蒼汰目当ての女性グループとカップルばっかで、しかもその日はクリスマス。おっさんは何かの罰ゲームのように肩身が狭かった。

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エノケソ一代記@世田谷パブリックシアター [舞台]

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■2016/12/24鑑賞。少ないことに今年は『働く女』以来の舞台2本目(で終わり)。しかも三谷幸喜の舞台は『紫式部ダイアリー』以来2年ぶりだ。昨年も2本しか観てなかったので当たり前だけど。

■昨年のクソ映画『ギャラクシー街道』以降オレの中では三谷幸喜の評価はかなり下がっていたのだけど、今年の大河ドラマ『真田丸』で再浮上。これは別にブログに書きたい(書けないかも知れないけど)。大河にかかりきっていた昨年ー今年からの最初の舞台ということで興味はあった。

■昭和の喜劇王・エノケンこと榎本健一の名前は知っているが、全盛期はオレが生まれる前の頃で、オレが物心ついた時は晩年で、ほどなくして亡くなられたのであまり印象は強くない。その全盛期に全国各地でエノケンの偽物が多数現れた、というのは実際にあった話らしい。テレビもあまり普及しておらずネットもなかった時代でこそできたことだと思う。その偽物の中のひとり、エノケソ(市川猿之助)とその妻(吉田羊)の話。

■歌舞伎役者で現代劇をやって下手な人はまず観たことがないのだが、市川猿之助もさすがに素晴らしい。吉田羊の舞台も初めて観たのだけど、演技もいいし恐ろしいことに歌も大変お上手。脇を固める浅野和之、春海四方もいいし、一人何役も演じ分ける山中崇の力量にも驚いた。バイプレーヤーとして『深夜食堂』などで活躍していて、現在再放送中の朝ドラ『ごちそうさん』にも売れない作家の役でも出ているが、改めてすごい俳優さんだなと。そして何と三谷幸喜本人も役者として出演している。古川ロッパの偽物(フルカワクチッパ)として。爆笑。得意な小ネタも所々で炸裂してて、役者陣の演技を堪能できた。

■全公演は終了しているので以下ネタバレですが、WOWOWとかで放送されるのを見る予定の方は読まないでください。

■実際のエノケンは病気によって右足を切断することになってしまうのだけど、この舞台でのエノケソはエノケンになりきろうとするあまり、病気でもないのに自分の右足を切断し、それがもとで亡くなってしまうという結末。いくらなんでもその展開にはついて行けなかったし、実際にいた偽物たちの中でそんなことをした人間はたぶんいないだろう。無理筋というか後味の悪い話でした。

■「おもろうてやがて哀しき」的な狙いがあったのだろうが、まだ三谷幸喜完全復活、とまではいかないかな。

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土竜の唄 香港狂騒曲 [映画]

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■2016/12/23鑑賞@TOHOシネマズ新宿。今年133本目の邦画67本目。高橋のぼるの漫画を原作にした2014年のヒット映画、『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』の続編で、監督:三池崇史☓脚本:宮藤官九郎☓主演:生田斗真と同じスタッフ。

■玲二(生田斗真)は前作で想いを寄せた女子警官・純奈(仲里依紗)を相手に童貞を卒業することはできたが、肝心の潜入先の数奇矢会組長・轟周宝(岩城滉一)の犯罪の証拠はつかめていない。だが兄弟のクレイジーパピヨンこと日浦(堤真一)が組の直参になり、接近のチャンスができて、玲二は轟周宝とその娘・迦蓮(やかましいが処女:本田翼)のボディーガードになるが、破門された元組員・モモンガ(古田新太)が中国マフィア・仙骨竜と結託して迦蓮を誘拐する。そこに警察とヤクザの癒着を憎むキャリア警察官・兜(瑛太)が現れてややこしいことに。そして舞台は香港へ。

■まじめにあらすじを書いてはみたが、前作同様基本バカバカしい。そしてクドカンの小ネタは例によって炸裂しているのだが、本来ふざけた映画ではテンポの良さが身上のはずの三池崇史監督なのに、ちょっとテンポがまだるっこしい。古田新太の怪演や、仙骨竜のヒットマンの菜々緒がエロくて非常にアクションもキレてるとか、小ネタで玲二の股間がアレになると小学生が登場してリコーダーを吹き、感度によって音量が大きくなるとかのくだらないネタには大爆笑なんだけど、映画のバランスとしてはちょっと。

■でもまあ、たぶん続編もできるんだろうし、そしたらまた観るかもしれないなという程度。強くお薦めはしません。

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ドント・ブリーズ [映画]

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■2016/12/17鑑賞@チネチッタ。今年132本目の洋画66本目。臆病なので基本ホラー映画は観ないのだけど、好評そうで観ることにした。

■役者さんみんな知らないのでそのへんは省きます。金に困っているコソ泥三人組のジャッキー(女性)、マニー(ジャッキーの男)、アレックス(ジャッキーを好き)は、退役軍人の盲目の男が娘を殺された補償金として大金を持っていることを知り、軽いと思い夜に屋敷に侵入するが、相手は視覚はないが超人的な聴覚と身体能力を持った男だった。

■ホラーって基本的に観ないので久々にスリリング。まあ突っ込みどころは結構あるんだけど、執拗でもしかしたらこの制作陣頭オカシイんじゃないかという演出ですごく楽しめた。脚本はともかく映像的にはほぼ無駄はない。とにかく盲目の男がゾンビ以上に不死身な感じで何度でも蘇ってくるし、性格的にもほぼ狂ってるし、三人組の間抜けさ加減もハンパない。

■短い感想で申し訳ありませんが、ホラーについて語る文脈を持ってないので。チネチッタでは夕方からの3回上映という謎の編成でしたが、この手の映画にしては初回結構混んでました。配給会社がもっと上手くやればいいのにと思った次第です。ホラー映画好きな人多いんですね。

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ローグ・ワン スター・ウォーズ ストーリー [映画]

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■2016/12/17鑑賞@109シネマズ川崎。これはIMAX3Dで観ておかねばと思い、大枚(セコいな)を払い109シネマズ川崎へ。今年131本目の洋画65本目。

■『スター・ウォーズ』の外伝でアニメではなくて実写化されたのはこの映画が初めてらしい。ルーカスが寛容だったらしく、小説は数多く出版されているし(昔何作か読んだことがある)。この映画はエピソード3と4をつなぐ話でエピソード3.9というべきか。エンディングの10分後がエピソード4という設定のようです。マニア(本当のマニアからすると多分軽い)としては当然観ますよね。

■あらすじはざっくり言うと、「デス・スター」の設計者ゲイレン・アーソ(マッツ・ミケルセン)が殺戮兵器の設計に嫌気が差して逃亡するが、帝国軍に居場所を突き止められ妻を殺害され拉致される。娘のジン(フェリシティ・ジョーンズ)は何とか生き延びるが、反乱軍に拘束されながらもデス・スターの設計図の重要性を理解し、途中で知り合った仲間たちと「ローグ・ワン」という自然発生的なチームになり、デス・スターの設計図を盗み反乱軍に渡そうとする。

■フェリシティ・ジョーンズ、超売れっ子ですね。最近だと『インフェルノ』『博士と彼女のセオリー』とかね。印象はあるけど主演を張るようなタイプでもないなと勝手に思っていた。でも今回は堂々の主役だし存在感も強い。

■ただジンが目標に向かっていくまでがSWらしからぬごちゃごちゃしたストーリーだし、反乱軍が一枚岩ではないとか、好意的に考えれば人間味のあるスター・ウォーズなんだけど、前半がすこしもたもたしていて、実際観に行った映像関係の知人2名は途中で睡魔に耐えられなかったらしい。分からなくもない。

■でも話自体が『七人の侍』のイメージに近く、仲間が集合して敵に向かうという話なので、こういう話の構造に弱いオレはそれだけでもグッと来てしまうし、特にエンディングに近い数分は『スター・ウォーズ』シリーズを観て初めて泣いてしまった。

■素晴らしい。エピソード4のオープニングのテロップがこんなに肉付けされるとは。ただ単独でも話は分かるけど、SWを観てきた人だけにお薦めの映画だけどね。それでも観たい人は最低でもエピソード4は観てからにすべし。

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海賊とよばれた男 [映画]

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■2016/12/11鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年130本目の邦画66本目。

■2014年の邦画興収第1位の映画『永遠の0』と同じ、原作:百田尚樹(の同名小説)、監督:山崎貴、主演:岡田准一という布陣の映画。ただ予告編や宣伝では「420万部のベストセラー小説」という触れ込みだけで不自然なくらい原作者の百田尚樹には触れられていない。これについては後述。

■民族系石油会社・出光興産とその創業者・出光佐三をモデルにした小説が原作。出光佐三がモデルの主人公・国岡鐵造(岡田准一)の起業時からの生涯を追った話ですが、原作小説と同様、主な舞台は終戦直後、60歳を過ぎた国岡鐵造がいかに国の規制と戦い、ひいては石油メジャーとも争いつつ会社を大きくしていったかというのがメインです。

■役者陣も素晴らしく、発足当初からの番頭的な小林薫、野間口徹や、商売に魅力を感じて参加した吉岡秀隆、染谷将太。そして鐵造の最初の妻になる綾瀬はるかなどなど、全部書くと長くなってしまうので省くが、大人数かつ力のある俳優さんばかり。

■丁寧な映画で悪くはないんですが、原作が上下巻で結構なボリュームなので上映時間としても2時間20分強と長いことと、登場人物が多いこともあり、ちょっと映画全体としては散漫になってしまった。もっとひとつのエピソードに絞って抽出したほうが良かったのでは。脚本は山崎監督とあと一名の共同脚本のようだけど(映画のエンドロールでは)、あまりまとまりが感じられない。『Always 三丁目の夕日』シリーズのように、古沢良太さんのような有能な脚本家と組めば良かったのんじゃないか。

■VFXも凄いし、大型タンカーとかはそうそう撮影できないので効果的とは思うけど、VFXと実写の繋がりがちょっと弱いかなとも。これは山崎監督の作品でいつも思うのだけど、VFXに「汚し」の表現が不足しているせいではないだろうか。

■一番違和感が残ったのが、主演の岡田准一は実年齢30半ばなのに映画上では主に60代だったこと。もちろん特殊メイクでやっているのだが、これはやはり違和感ありまくり。主演は少なくとも岡田准一より一回り以上上の人にするか、岡田准一に演じてほしいのであれば若き日に絞ってやってもらう方が絶対良かった。まあ同じトリオで『永遠の0』再びっていうのは分からなくもないけどね。

■あと、綾瀬はるかがヒロインの立場なんだけど出番がすごく少なくてほぼ端役なのに、テーマのひとつが「愛」だったりとかもちとおかしい。

■そして、民族系石油会社としてメジャーに対抗していたのに、実際の出光興産は現在、メジャーの合弁子会社である昭和シェル石油との合併問題で創業家が反対しているという問題があってちょっとしょっぱい。

■という訳で、悪くはないけど少し残念な映画でした。実際初週の興収も4位で、オレが観たTOHOシネマズ川崎の一番大きいシアターでも、公開翌日なのに三割程度の入りだったしね。初週の興収は『永遠の0』と比べて52.7%だったとか。おそらく東宝の正月映画の大本命だと思うけど大丈夫か。

■宣伝の件。確かに予告編とかで百田尚樹大先生の名前を出してないのは不自然で、原作に選んだ限りは東宝も一蓮托生であるべき。百田尚樹はそれに怒り「作家を引退する!」とtwitterで言っていたが、しばらくして「嫁にローンを返してから引退しろと言われ」撤回。この人は何かあれば「引退する」という、「作家引退あるある詐欺」の常習犯なので予測はできた。

■でも百田先生は、千葉大医学生の女子大生暴行事件は容疑者が明らかになっていない時点で「在日外国人ではないか」という根拠のないツイートをして結果的には誤りだったりとかのレイシズムな発言を平気でする人なんですね。「左翼マスコミの包囲網だ!」とか言う前に自己反省して、余計なことを言わないで小説だけ書いててほしい。小説は面白いんだから。

アズミ・ハルコは行方不明 [映画]

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■2016/12/3鑑賞@109シネマズ川崎。今年129本目の邦画65本目。

■謎の存在感を放つ松居大悟監督の新作。商業監督デビュー作は漫画原作の『アフロ田中』。これは邦画のありがちな文法に基本的には乗っかってる作品でした。娯楽作品としては十分だったけどね。その後の数作を省いてわたくしが久々に観たのが『私たちのハァハァ』でした。こちらは映画文法(あるとしたら)マジ無視で、作品の出来はともかく、凄い監督さんだなと思った次第です。

■地方都市に住む安曇春子(蒼井優)は、セクハラ満載の中小企業に勤めながら鬱々とした日を送っている。家には高齢の祖母と母。近くに引きこもりっぽい幼馴染の曽我(石崎ひゅーい)と再会し、セックスをしてしまう。同じ地域に住む20歳の春菜(高畑充希)も成人式で同級生のユキオ(太賀)と再会してなんとなくセックスをして、気持ちが傾いていく。

■同時期に女子高生のギャング団が暗躍し、またグラフィティ・アートのような春子の失踪ポスターが街中に貼られるようになる。

■よく分かりませんね。春子が実際に失踪した描写もないし、話の整合性という意味では何のことだか全く分かりません。でも役者陣の演技は抜群だし、初めてのビッチ役の高畑充希がすごく輝いている。正直映画の完成度としてはアレなんだけど、映像表現としてはなんだかとても面白いのだ。地方都市の閉塞感も活写されてるし。

■今回も普通の映画の文法を逸脱している松居大悟監督ですが、このまま突き進んでいだだきたい。関係ないけど、最近坂口健太郎とのゴシップが出た高畑充希ですが、なんだか女性受けが悪いみたい。いったいなんででしょう。朝ドラ女優なのにね。

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