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無伴奏 [映画]

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■2016/3/26鑑賞@TOHOシネマズららぽーと横浜。今年38本目の邦画14本目。東京は都心の3館上映で、川崎での上映はなかったので鴨居まで来ました。

■原作は小池真理子の同名小説。小池真理子の小説は最近結構映像化されているようだ。何作か読んだけどあまり熱心な読者ではない。本作は未読。ただ、舞台がオレが大学時代を過ごした仙台だというところに興味があった。といっても舞台は1969年で、オレが仙台に越した時より13年も前の話。

■政治の季節だった1969年。「仙台三女」の女子高生響子(成海璃子)は、同級生のレイコやジュリーと一緒に、校内で「制服廃止闘争委員会」を立ち上げ活動するが、実は政治にさほど興味があるわけでもなく、なんとなく周りの学生たちの真似事をしているに過ぎなかった。

■ちょっと余談。「仙台三女」というのは小池真理子の母校である「宮城三女」がモデル。ただ2010年に仙台市内の公立高校は共学になり、それに伴い「宮城三女」も「仙台三桜」に校名が変更になったのがなんか面白い。ほんのちょっと前まで仙台の公立高校は男女別学だったというのもすごいけどね。

■本題に戻ります。レイコたちに連れられて行ったクラシック喫茶「無伴奏」で、響子は大学生の渉(池松壮亮)、祐之介(斎藤工)とガールフレンドの高校生エマ(遠藤新菜)と知り合う。4人で遊びに出かけたりするうちに、響子は渉に惹かれ始め、やがて付き合うようになる。だが、渉が時折見せる素っ気ない態度が響子を不安にさせる。渉には響子に話していない秘密があった。

■渉と祐之介の大学は、劇中では明示されていないがおそらくオレの母校である。1969年とはいえあんなオシャレな奴らいたかなあ、とOBとしては思うが、まあフィクションですんで。

■以下はネタバレしませんが、小池真理子の小説を何作か読んだことのある人なら分かる、いかにも小池真理子的な結末です。矢崎仁司監督はベテランの方だけど、不勉強にして観るのは今作が初めて。登場人物の台詞回しや映像も含め、故意に昔の映画のような撮り方をしていると思うのだけど、それが妙にピタリとはまった。

■役者陣も好演。主演の成海璃子は演技もさることながら、かなり大胆な濡れ場をこなしている。まあ、相手役が「若き濡れ場の帝王」池松壮亮だからかも知れないが。おっさんは昔のドラマ『瑠璃の島』を思い出して、あの少女がこうなったかと少し涙ぐんでしまったよ。ウソです。池松壮亮は毎度おなじみめんどくさい役でハマってるけど、そろそろ別系統の役をやってもいいのでは?とも思う。そして斎藤工のゲスっぷり(すいませんちょっとネタバレ)も凄まじい。さすがにアダルトビデオに出たこともないのに「セクシー俳優」と異名を取るだけのことはある。

■ただ、仙台市街は69年当時と現代ではかなり異なっているので仕方ないが、もっと仙台を想起させる映像が欲しかったかなと。監督やスタッフは、いいロケ地を求めて一日に1,500kmも車を走らせたこともあるらしい。けど、繁華街は無理にしても仙台市内でもマメに探せば当時と変わらない場所が結構あると思うので、その辺は残念。事情はあるだろうけど。VFX使っても良かったんじゃないかな。下手にロケするより場合によっては金かかんないかも知れないし。

■公開初日だったのに劇場はガラガラだったのでヒットしないと思うが、この映画の醸し出す空気感が結構好きだし、70年前後の時代に興味もあることもあって、人に強くは勧めませんがオレはこの映画にはちょっと惹かれてます。劇中繰り返し流れるカノンが、この映画の枠をきっちりと作っているというか。

■オレが観た前の回は満員売り切れだったのだけど、どうもその回は舞台挨拶があったらしい。斎藤工は人気あるもんね。なるほど。

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仮面ライダー1号 [映画]

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■2016/3/26鑑賞@TOHOシネマズららぽーと横浜。今年37本目の邦画13本目。

■オレたちの年代は、大部分小学校の頃「ライダー、変身!トゥ!」というポーズをやってたはずです。以前やってた『キカイダーREBOOT』は明らかに大人向けの内容だったので観に行ったのだけど、今作は明らかに子供向け。最新らしい「仮面ライダーゴースト」と「仮面ライダースペクター」も出ているようだし。まあでも、藤岡弘、が主演の仮面ライダーなんて下手したらもう観れないと思い、ノスタルジアで来てみた訳です。そしたら案の定子供向けで、通常の映画ガイドは山崎紘菜なのに、こちらは上白石萌歌(萌音の妹)でした。いらんわそんなどうでもいい知識。

■ショッカーとショッカーから分裂したノバショッカー(英会話教室かよ)は、仮面ライダーの伝説のサポーター・立花藤兵衛(故:小林昭二、もちろん出てません)の孫、立花麻由(岡本夏美)をなぜか追い続ける。そこに麻由の危機を察知した本郷猛(藤岡弘、)が帰国して立ち向かう。しかし本郷の体は長年の激戦で蝕まれていた。

■今のライダーらしい「仮面ライダーゴースト」と「仮面ライダースペクター」は「アイコン」なるものを握って変身するとかで、「仮面ライダーアマゾン」以降見ていないおっさんはもうついていけません。でも今のライダーらしく二人ともイケメン。オダギリジョー・佐藤健・福士蒼汰と、仮面ライダーシリーズは最近はイケメン出世枠になってるみたいですね。

■最近のいろいろ屈折したアメコミヒーローものにうんざりしていたので、こういう単純明快な勧善懲悪ものを観るとすこしほっとする。まあ、初期のライダーは改造人間なりの悩みもあったりしたけど。我が故郷、愛媛県出身の大先輩で、最近は大河『真田丸』での本多忠勝役を怪演されている藤岡弘、さんは年を取られてもさすがのアクション。ライダー1号のガタイがかなり良くなっているのは、藤岡さんの今のフォルムに合わせたのだろうか。さすがにもうスーツアクターはやってないと思うけど。

■他にも、ショッカーの地獄大使が大杉漣だったり、変な役で竹中直人が出ていたりとか。単純な娯楽映画として観ると結構楽しかった。でも、我々の世代か子供限定かな。

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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 [映画]

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■2016/3/25鑑賞@TOHOシネマズ川崎。今年36本目の洋画24本目。ちと奮発してMX4Dで鑑賞。これは特殊効果に期待するというより、本編が153分と長いので居眠り防止という意味合いもある。揺れたり蹴られたりするから。

■この映画は『マン・オブ・スティール』の続編になり、監督は前作と同じザック・スナイダー。今回からバットマン(ベン・アフレック)が参戦するということで、『マン・オブ・スティール』の出来に若干満足しなかったながらも期待はしていた。なので公開日・金曜のレイトショーに来たわけです。

■アタマは『バットマン』シリーズを観た方ならご存知のように、ゴッサム・シティで両親と歩いていたブルース・ウェイン少年(=バットマン)はならず者に両親を殺され、その葬儀の風景から始まる。その後『マン・オブ・スティール』でのスーパーマンとゾッド将軍の闘いの余波で、ゴッサム・シティは壊滅的な打撃を受け、成人し親の財閥を継いだウェインは、会社の部下を数多く喪う。ウェインはスーパーマンの正義に疑義を抱き、同時にアメリカ政府でもスーパーマンのの正当性に関して、証人喚問すべきだという声が上がる。そこに若きIT企業(実は兵器産業)のCEO、レックス・ルーサー(ジェシー・アイゼンバーグ)が暗躍し、バットマンとスーパーマンは対峙することになる。

■『マン・オブ・スティール』で戦闘中に幾多の建物をぶっ壊したのは、この映画の壮大な前フリということか。それにしても、もともとダークヒーローのバットマンはともかく、スーパーマンまで正義とは何かに悩んでしまうというのは、ヒーロー物としてなんだかとてもまだるっこしい。ま、マーベルの『アベンジャーズ』シリーズも同様のジレンマに陥っているけどね。単純明快なヒーロー物は作りづらい時代になっているのか。

■映像は迫力あるし、スーパーマン役のヘンリー・カビルも前作『コードネームU.N.C.L.E.』と違い、陰鬱なスーパーマンをいい感じでやっている。何よりベン・アフレックのバットマンはものすごく座りがいい。マイケル・キートンやクリスチャン・ベールよりも。そしてロイス・レーン(エイミー・アダムス)は変わらずチャーミング。

■なので映画の出来がもったいない。いろいろ詰め込み過ぎで、最後にはワンダーウーマン(ガル・ガドット)まで出てきてるし。そしてウェインの回想シーンが多過ぎるなどテンポがあまりよろしくない。これ2時間に出来たんじゃね? ザック・スナイダー監督。

■結末のネタバレはしませんが、発表されてないけど続編を想定した作りになっていると思う。マーベルの『アベンジャーズ』に対抗した、DCコミックスのヒーロー軍団『ジャスティス・リーグ』、でこれから作品が作られるんでしょうね。

■観てもいいけど、監督交代して欲しいな。あとエンドロールを見たら『フラッシュ』も出ていたらしいけど気が付かなかった。どこ? ドラム・オーケストラのクレジットでシーラ・Eの名前を見つけたのはお懐かしやでした。

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無能の人 [映画]

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■2016/3/21鑑賞@目黒シネマ。今年35本目の邦画12本目。『東京日和』同様、目黒シネマの「たけなかなおとの小宇宙」企画で観た。以前レンタルビテオで見たことがあるはずなのだが、基本設定以外内容はほとんど覚えていなかった。まあ四半世紀前(1991年)の映画だから、オレの記憶力だとそんなもんか。

■つげ義春の同名漫画作品集が原作。かつてはそこそこ漫画家として食えていた助川助三(竹中直人)は漫画の依頼が途絶え、中古カメラ業などの商売をやってみたがすべて失敗し、今は多摩川の河原に掘立小屋を建てて、そこで河原から拾った石を売っている。もちろん商売になるわけもなく、実際は妻・モモ子(風吹ジュン)のパートの収入で、一人息子・三助と三人で暮らしている。助川は漫画を書く意欲が沸かないため、なんとか石屋で食えないものかと、石屋の権威と言われる人に弟子入りしたりとか策を弄するのだが。

■つげ義春を知っている人は、おおむねオレと同世代かそれ以上だと思う。シュールな作風なので、原作漫画に忠実なこの映画も当然シュールである。面白いのはキャスティングで、恐らく竹中直人の人徳なんだろうが、原田芳雄・三浦友和・いとうせいこう・大杉漣・神代辰巳監督や、往年の映画スター・久我美子や須賀不二男などなど。書き切れません。特に神代辰巳監督の劇中の役「鳥男」は、映画『バードマン、あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』と、名前だけではなく映画の中での設定まで奇妙な一致が。もちろん偶然なんだろうけど。

■当然結末も明快なわけでもなく、どうにでも取れる、というかこの親子はその後どうなったんだろう、と妄想を掻き立てられる。当時キネ旬ベストテンで4位だったみたいだし、結構評判だったのはぼんやりと覚えている。

■竹中直人監督のトークイベント。今までも『くちづけ』の舞台挨拶とかを観たことはあるが、映画の内容をアピールするにはちょっと本人のサービスが過剰すぎる、という印象だった。前から2列めの席で観たのだが(アイドルの追っかけか)、ま、自意識過剰でシャイな人なんだろうなとは思った。ワイン片手に登壇してきたし。驚くべきはその映画への博識ぶり。やはりプロの役者というのはそういう素養が必要なんだろうな、とも。もちろん映画マニアがプロになれるというのとはまったく違う話ですが。竹中さんが今後のお薦め映画と言っていた『ボーダーライン』は観に行こう。

■観客からの「沢山ドラマや映画に出てらっしゃいますが、選ぶ基準や優先順位は何ですか?」という質問に対し、基本的に依頼された仕事は全部受ける、とのこと。ただ例外的に『のだめカンタービレ』のシュトレーゼマンの役は「だってドイツ人だぜ?おかしいじゃん!」と断ろうとしたが丸め込まれてやってしまったとのこと。でも結果としてはやって良かったとのこと。やはりこの人、プロの役者というか、名バイプレイヤーだわ。

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東京日和 [映画]

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目黒シネマはときどき面白い企画をやることがあり、今回の「たけなかなおとの小宇宙」もその一つ。一週間にわたり竹中直人監督作全7本を日替わりで上映し、かつ竹中監督のトークイベントを挟むというもの。この日は『東京日和』と『無能の人』。2016/3/21鑑賞。今年34本目の邦画11本目。トークイベントの感想は『無能の人』のエントリで書きます。

■実はこの映画、97年の封切時に劇場で観ているしDVDも持っている。十数回は繰り返し観たので話は全部頭のなかに入っている。でも久々に劇場のスクリーンで観たいと思った。まあ何というか、特別な映画なのです。別にこの映画で人生が変わった訳でもなんでもないが。

■写真家の島津巳喜男(竹中直人)は、写真集の打ち合わせのために家に来る予定の編集者・水谷(松たか子)を待っている時に、数年前に亡くなった妻・ヨーコ(中山美穂)の回想を始める。

■広告代理店を辞めて独立したはいいものの、あまり仕事のない島津と情緒不安定なヨーコ。島津はヨーコの突飛な言動にたびたび翻弄される。二人とその周辺の人々に起こることを散文的に描いた映画。そしてこの映画のクライマックスは、島津とヨーコの柳川への旅。

■荒木経惟・陽子夫妻の同名フォトエッセイが原作となっているが、夫妻の置かれた環境と、陽子(ヨーコ)が子宮筋腫で早逝した点以外はだいたい創作だと思う。わたくしこの映画で初めて脚本の岩松了さんを認識したのだが、現在の作風にも通じるシュールさがある。分かりやすい恋愛映画では決してない。

■だが、竹中監督の小津安二郎や成瀬巳喜男を意識した画枠と、世田谷線や東京駅周辺、柳川を中心とした丹念な映像描写、そして大貫妙子の劇伴(オーケストラ編曲は坂本龍一)が相まって、自分の中には強い印象を残した映画。中山美穂出演の映画ではこの作品はベストである。

■上映時は当時の女友達と一緒に行ったのだが、終映後出口に貼ってあったポスターを見て嗚咽が止まらなくなってしまった。それを女友達に「大丈夫だから」と慰められたのが今考えてもメチャクチャ恥ずかしい。当時で30過ぎてましたがな。

■えっと、劇中で中島みゆきがママで客に森田芳光監督がいるという設定のバーは、新宿三丁目あたりに実在する「ふらて」という店です。先輩とその店で飲んでてこの映画の話をしてたところ、店の人が「ここでロケしたんですよ」と言ったので気付いた。それ以来年に一、二度は「ふらて」に行っている。安いし、週末の新宿でも今まで満員で断られたことはたった一回しかないので。

■ともかく、オレにとっては特別な映画なのです。

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山下達郎「PERFORMANCE 2015-2016」@NHKホール [ライブ]

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■これからツアーに行かれる方にはネタバレがあるのでご容赦ください。

■2016/3/24参戦@NHKホール。今年初ライブです。だけどこの達郎さんのツアーは『「PERFORMANCE 2015-2016」@ベイシア文化ホール(前橋市)』に次いで2回目。読んでる人には関係ないだろうけど、マイルールを破ってて申し訳ないという感じ。昨年のサザンもそうだったし。でもまあ、山下達郎ファンにとっての東京での準聖地(聖地は中野サンプラザ)が取れたのでそりゃ行きたくなるのが人情でしょ。

■とは言うものの、最近は旅行も兼ねていたのでその辺はちと淋しい。で当日NHKホール前に赴くとやはり年配(オレもだ)の方ばかり。達郎さんもライブのMCで「観客も僕と一緒に年を取っていくもの」と言われてたのでまあその通り。その分、失礼な人はほぼいなかったかなと。

■昨年末の岩手会場での途中キャンセルで懸念した達郎さんの声、ともちろんバックバンドの演奏は全然問題なかった。ライブの内容は前回とほぼ同じなので重複は避ける。以下、変更点だけ書くけどネタバレもあるのでご注意ください。

■アカペラコーナーの2曲は、途中で歌いたい曲が変わったそうなので変更されていた。あと、オレも勿体ぶって書いたあのメジャーな曲のカバーとは、フランキー・ヴァリの『Can’t take my eyes off you(君の瞳に恋してる)』でした。前橋で観た時より達郎さんの身振りが大袈裟で、なんだか演歌歌手みたい。達郎さんもMCで「この曲が自分の曲より一番受けるのは何とも」と言われていたが、それはいいんですよ。

■そして毎度おなじみ『Let’s Dance Baby』での大滝詠一さんの数々の名曲を挟んだパフォーマンス。大滝さんの新譜『Debut Again』が出たばっかりなのでとてもとても感慨深かった。

■あとは『いつか』が追加されていたのと、アンコールで先日亡くなられた村田和人さんの『一本の音楽』をアコギ一本で演奏されたこと。ちと泣けましたね。

■最大のサプライズはアンコール。「ここが実質千秋楽で、後の公演はホリデーかな」とこれからの観客に失礼なこと(笑)を言っていたのだけど、これは何かサプライズがある予感。『RIDE ON TIME』の時に、いつの間にかコーラス隊がひとり増えてました。客席から見て左端の黒髪で長身の女性。演奏が終わって達郎さんのメンバー紹介に移り、コーラス隊の他の3人を紹介したあと「あと、うちのカミさんです!」で会場大騒ぎ。

■竹内まりやさんご降臨です。まりやさんはこの曲と次の『恋のブギウギトレイン』のコーラスだけで引っ込まれましたけど。歌って欲しかったが、「東京の千秋楽にはまりやさんが登場する」という都市伝説を確認できて大喜び。

■ライブのパフォーマンスももちろん最高に素晴らしかったです。次のツアーは来年の夏以降らしい。その間、レコーディングを行い「できればミニアルバムでも」と言われてたが、前のツアーでも同じことを言っていたような(笑)。期待半分で待ってます。ツアーにはもちろん参加します。チケット取れたらね。

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僕だけがいない街 [映画]

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■2016/3/19鑑賞@109シネマズ二子玉川。いま超売れっ子の有村架純って、生で観たらどうなんだろう、と思いチケぴの抽選に申し込んだら幸い当選したので来た。今年33本目の邦画10本目。

■原作は三部けいの同名漫画で未読。まだ連載中で完結していないらしい。この映画は続編はないようなので結末は映画オリジナルのようです。

■売れない漫画家で生活のためピザ屋のバイトをしている悟(藤原竜也)は、ある時「リバイバル」という現象に襲われるようになる。先行きに待ち構える障害をうまくクリアしないと、元いた時系列に戻ってしまう現象。そのため怪我をした悟は、バイト先の同僚・愛梨(有村架純)と母・佐知子(石田ゆり子)の看護で回復するが、今度は母が何者かに殺害され、またリバイバルが発動するが、今度は18年前の小学生時に戻ってしまう。その裏には、当時の小学生誘拐連続殺人事件があった。

■正直さほど期待をせずに観たのだけど、かなり面白かった。謎を追うごとに謎が深まっていくというスリリングな展開で。しかし結果を間違えるとリセットされ元の時間に戻る、というのは『オール・ユー・ニード・イズ・キル』にも似ているところがある。『オール・ユー』は殺されるたびにリセットされるので少し違うが。これも日本人作家の桜坂洋さんの小説が原作なので、日本のゲーム的な発想なのかも。悪くはないけどね。

■主演二人の演技もいいけど、子役の二人、少年期の悟(中川翼)とその同級生で虐待を受ける雛月(鈴木梨央)の芝居が上手すぎて困る。何で最近の子役はこんなに芝居が自然で上手なんだろう。ま、鈴木梨央はすでに大河や朝ドラにも出ている超売れっ子だけどね。ただ、芝居云々じゃなくて、藤原竜也の母親役が石田ゆり子というのは、やはり無理があったかな。

■あと、オリジナルの結末を作るのはすごく大変だとは思うけど、映画での結末にはあまり納得が行かなかった。それまでのテンポが良かっただけにちょっと勿体無い。

■舞台挨拶。観客は若い人から年配まで女性ばかりで、藤原竜也の女性人気に恐れ入る。MCが藤原竜也に「役作りで気を付けたところは?」と訊かれ「畳を手でパンと叩く練習をしたとこですかね」とボケていた。そりゃ同日公開の『ちはやぶる』だって。当然平川雄一朗監督その他からすぐツッコミが入っていた。余裕なのか何なのか、藤原竜也、謎の男である。あ、有村架純は可愛かったですよ。

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リリーのすべて [映画]

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■2016/3/19鑑賞@109シネマズ二子玉川。東急線だけで来れるこちらの駅のほうが電車賃は安いのだけど、時間がかかるので来たのは昨年5月以来。今回はこの次に観た『僕だけがいない街』の舞台挨拶に当選したので来てみた。19日は109シネマズの会員は1,100円で観れることもあるし。今年32本目の洋画23本目。

■トム・フーバー監督で主演はエディ・レッドメイン。『レ・ミゼラブル』のコンビですね。この映画も実話ベースで、最近扱われることの多くなったLGBTのT、トランスジェンダーがテーマになっている。トランスジェンダーは、必ずしも正確な訳ではないけど、日本語では「性同一性障害」というのが一番ハマると思う。

■1920年代のデンマーク・コペンハーゲン。ともに画家の夫婦、アイナー・ヴェイナー(エディ・レッドメイン)とゲルダ(アリシア・ヴィキャンデル)。アイナーは売れていたが、肖像画専門のゲルダはさほどでもない。ある時、女性モデルが来れないのでゲルダはアイナーに女装してモデルになることを頼む。それがきっかけで、アイナーは自分の中に内包されていた「女性」に目覚め、男の格好でいることが辛くなり女装を始め、やがて性転換手術を望むようになる。

■実際にこの映画のモデルであるアイナーは、世界で初めて性転換手術を受けた人らしい。女としての自我に目覚めていくオスカー俳優エディ・レッドメインの演技は凄い。ただ、エディ・レッドメインは男優としては細面だけど、どうしても女装した姿を綺麗とは思えない。が、愛する人に訪れた突然の変化に直面して混乱したが、ずっと彼を支えようとしたアリシア・ヴィキャンデルの演技は、そりゃアカデミー賞助演女優賞に値します。

■リリー(アイナーの女性名)が愛する人を苦しめてまで求めたジェンダーというのはいったい何だったのか、セクシャルマイノリティではないわたくしには、想像はできても共感はできません。もちろん、LGBTの人たちの権利は保証され許容されるべきとは思います。やたらに異論を唱えている自民党の一部の政治家には絶対ノーだし。ただ、その辺がわたくしのキャパの限界かと思います。我を通したリリーより、彼女にとっての理不尽に耐え続けたゲルダに涙が滲む。トム・フーバー監督が撮った北欧の美しい風景もあるし、いい映画だと思うのですが、もうひとつのめり込めませんでした。

■おまけその1。アリシア・ヴィキャンデル(Alicia Amanda Vikander)はスウェーデン出身の女優さん。『コードネームU.N.C.L.E.』ですごくチャーミングだった人だけど。「Vikander」という苗字に記憶があったが、中学の時に文通していたスウェーデンの女の子と同じ名字だったのに気付いた。彼女にはブレイク前のABBAを教えてもらったりしたな、と。

■その2。この映画はR15+です。ベッドシーンがあるからという理由だと思うし、アリシア・ヴィキャンデルも果敢に脱いでおられる。ただそれ以上に、エディ・レッドメインが男性の局部をかなり出しているのに驚いた。『ヘイトフル・エイト』もそうだったのだけど、最近はこれいいんですかね。邦画では絶対ダメなような気もするけど。そもそも男のオレは男性の局部なんざ見たくもない。

■その3。原題は『The Danish Girl』、直訳すれば「デンマークの女性(女の子)」です。もう「クソ邦題撲滅委員会」でも立ち上げようかと思う今日このごろ。

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幸せをつかむ歌 [映画]

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■2016/3/18鑑賞@109シネマズ川崎。今年31本目の洋画22本目。久々に大女優、メリル・ストリープの映画を観たいと思った。しかも音楽映画らしいので『はじまりのうた』みたいな幸福感が味わえるのではないかと期待もして。でもすいません、珍しく(ねえだろバカと言われそうですが)酷評します。

■家族を昔捨て、しがないロックバンドをやっているリッキー(メリル・ストリープ)。だが儲かってはなくて自己破産を申請している状態。元夫から連絡が入り、夫に捨てられ自殺未遂を図った娘・ジュリー(メイミー・ガマー)を助けるためにインディアナポリスの元夫の家に訪れる、という話。

■そこからは家族の再生の話なんだけど、話の筋としては結構曖昧で、リッキーが何かしたから話が進んだというタイプでもなく、淡々と叙情的に描写していくという話でもない。好意的に考えると音楽の力がすべてを好転させたという想定なんだろう。でも、確かにメリル・ストリープの歌はプロはだしに上手いし、オレたちの世代では昔熱くさせてくれたリック・スプリングフィールドがリッキーの現在のパートナー・グレッグというところは良かったかも。

■ただし、これはオレの個人的な趣味だと思うけど、話をドライブするほどに楽曲と演奏に力がなかったかも。脚本の矛盾をカバーできるまでには至ってない。オリジナルがないということもあるかもな。あと、娘・ジュリー(メイミー・ガマー)はメリル・ストリープの実の娘らしいけど、オレ的には芝居がかなりヒドかったので、バーター出演かと疑ってしまったくらい。傑作『羊たちの沈黙』を撮った名匠ジョナサン・デミ監督、いったいどうしたの?、って感じ。

■なので私はこの映画を評価しません。ただ、友人は褒めてるしブログ仲間の方も高評価なので、当然ながらこの感想は個人的偏見を含んでます。あと、邦題がヒドすぎるのは書くまでもありません。

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ちはやふる 上の句 [映画]

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■2016/3/15鑑賞@一ツ橋ホール。かなり久々に試写会で観ました。今年30本目の邦画9本目。

■末次由紀さんの同名漫画(1,600万部売れてるらしい。この出版不況の中で)が原作。監督の小泉徳宏さんの作品は『カノジョは嘘を愛しすぎてる』に続き観る。競技かるたに青春をかける高校生たちの話。ざっと言うと。そりゃおっさんには居心地が悪いと予想はしていたけど、試写会が当たったので「劇場で観るよりは年齢層が高くて落ち着くかな」と思って行ったら周りは女子高生ばっかりで全然アウェイでした。しかも隣の子は途中で鼻すすってるし。 おい、泣くとこあったか? というのはオレの老化かも知れぬ。

小学生の時に共にかるた部で活動していた千早(広瀬すず)、太一(野村周平)と新(真剣佑)。卒業後進路が別になったが、高校で千早と太一は再会する。千早は太一を巻き込み競技かるた部創設に向けて動き出し、呉服屋の娘で百人一首好きの大江奏(上白石萌音)、競技経験者の肉まんくん(矢本悠馬)、頭がいい机くん(森永悠希)を誘って何とか競技かるた部の創設に成功する。まずは都大会での優勝を目指して進む。

■正直、広瀬すずにはまだ主役はちと重いというところもあったかな。滑舌もあまりよろしくないし。ただ、彼女のかるた競技での所作は十分に見る価値あり。映像的には広瀬すずという若手女優の魅力を最大限に引き出しているのかなと。長髪のエクステをつけると姉の広瀬アリスにそっくりだったり、かつ眼力(メヂカラ)がすごく強い。上白石萌音は『舞妓はレディ』以来ですね。この人は『舞妓』での身体能力の高さを見せる機会は今のところないけど、芝居は上手だと思う。

■ただ、話のテンポがあまりよろしくない。競技かるたという非常にスピード感のある題材を扱っているのに、スピーディーなのはかるたのシーンだけで、話がグダグダしているところが惜しい。原作漫画はすでに31巻刊行されているし前後編なので、もっとエピソードを突っ込めたはずだ。ま、オレは2巻までしか読んでないので(Kindleで無料だったので)デカいことは言えないけど。エピソードを突っ込むだけではいいとは思えないけど、小泉徳宏監督が初めて脚本を手がけたというところもあるかもね。『カノジョは嘘を愛しすぎてる』は吉田智子さんの脚本で、テンポは悪くなかったもの。

■ポスターにある松岡茉優(最強のライバルという設定らしい)は『上の句』では出ていませんでした。あと、エンドロールを見てると、演技ワークショップで平田オリザさんのクレジットが。『幕が上がる』に続いてですね。

■そういう意味で、今のところ非常に惜しい作品です。最終的な判断は後編『下の句』を観て決めますが。でも『下の句』を結構楽しみにしている自分がいたりして。複雑です。

■Perfumeの主題歌のPVがこちら。映画用の書き下ろしらしく内容にとても合っているのに、単にエンドロールで流すだけの使い方が大変もったいない。そしてこのPVに出てくる松岡茉優の凛とした表情が『下の句』できちんと映画を締めてくれることを期待する。すいません松岡茉優のファンなので。



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