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ニュースの真相 [映画]

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■2016/8/20鑑賞@TOHOシネマズららぽーと横浜。今年90本目の洋画48本目。

■この映画、知人が試写を観て褒めていたので観る気まんまんだったのだけど、蓋を開けたら何と首都圏では2館での上映のみという鑑賞難易度の高さ。それでもめげずに今回観た2週間前に、日比谷のTOHOシネマズシャンテくんだり(ま、日比谷の人から言えばオレが住んでる大田区のほうが「くんだり」なんだろうけど)まで行って満員で振られたという苦い経験があったのだけど、根性見せて鴨居のTOHOシネマズららぽーと横浜まで来た。TOHOシネマズの変な編成(失礼)のおかげで辺境(また失礼)のシネコンでこういうマニアックな映画は空いている。

■この映画も実話ベース。2004年、ジョージ・W・ブッシュが再選を目指して大統領選に臨む直前の話。12年前というと結構昔な気もするけど、ブッシュJrは現職のオバマ大統領(来年の1月までは)の直前の大統領だったのだ。近過去だけど現代に地続きで繋がっている。

■実在の人物、メアリー・メイプス(ケイト・ブランシェット)の著作が原作。大手放送局CBSのプロデューサー・メアリーは、今までにも数々のスクープをモノにしてきた敏腕。看板報道番組「60ミニッツⅡ」のキャスターで伝説のジャーナリスト、ダン・ラザー(ロバート・レッドフォード)と組んでいるが、相棒でありながら父娘のような間柄。そこにブッシュ大統領の若き日の軍歴詐称疑惑のネタが転がり込む。新たにチームを編成したメアリーは、緻密な取材を重ねて番組を完成して放送し、大反響を呼ぶが、証拠として取り上げた空軍内部のメモが偽造ではないかとブロガーたちから取り上げられ、他放送局からも追及される。一転して窮地に陥ったメアリーたちだが。

■ネタバレで申し訳ありませんが、『スポットライト 世紀のスクープ』のようにマスメディアが腐敗を暴いてあっぱれという話ではなくて、メアリーたちは敗北し、メアリーはCBSを解雇、ダンはキャスターの職を辞することになる。ブッシュ大統領が実際に軍歴詐称をしていたかどうかは映画の中では明示されてないし、間接的に政権側からの圧力を匂わせる描写はあるものの、明確には示されていない。そういう意味ではモヤモヤする人が多いとは思うが、観るべき映画のひとつではあります。

■ジャーナリストの仕事として怪しい証拠を採用するのは瑕疵だと思うけど、その裏で真実が隠されるのは問題だ。それに、自分の言葉に責任を持たないブロガーなどのネット世論で世の中が動いていったことは、現在ではさらに強烈なことになっている。

■あと、この映画を観て思い出したのが、この映画の舞台の2年後に起こった、当時野党であった民主党(この名称も当時)の永田議員が起こした「ホリエモン偽メール事件」。結果的には怪しいガセネタを提供する第三者からの情報を検証もせずに国会で提起した永田議員の責任と言えばそうなんだけど、彼はその後自死を選んだ。後味の悪い話でした。

■ま、政治の世界はやはり魑魅魍魎の棲家であまり覗き見たくないという気持ちを強くしましたが、この映画は観れれば観たほうがいいです。しかし前述の通りこの鑑賞難易度。もうちょっと何とかして欲しい。

■最後に、またまたハリウッドの懐深さを感じました。ちょい前の大統領(日本では首相)を題材にして映画って日本じゃ絶対撮れないもんね。やっぱ日本は自由度が低いと思うのですが。政府の規制なのか業界の自粛なのかは知りませんが。しかしレッドフォード、老けたなあ。

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