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映画 鈴木先生 [映画]

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■1/12鑑賞@TOHOシネマズららぽーと横浜。いつも行くシネコンで掛かってなかったので初めてのこちらに遠征。といっても電車で30分ほど。年明けに「レ・ミゼラブル」の2回めを観たのだが、初見の映画としては今年初映画。まあ毎度のことながらこのブログは「批評」ではなく「感想文」なのだが、今回とくにベタ褒めになるのをご容赦ください。

■原作は武富健治の同名漫画で、連ドラ版を見た時は未読で映画版も未読で観たのだが、この映画が凄まじいのはどうも脚本のおかげだけではなく、原作によるところがあるのでは?と思いあと付けで読んだ。後述するがやはりそうだった。

■監督:河合勇人、脚本:古沢良太、主演:長谷川博己と、メインのスタッフとキャストは連ドラ版と同様。連ドラから一年近く間が空いたので、成長期の生徒たちが(とくに男子)ニョキニョキ伸びてるのがおかしい。映画版の新配役として風間俊介と浜野謙太(SAKEROCKとか在日ファンクの中の人)。

■話は原作漫画(全11巻)で中二の一学期と二学期が書かれているが、連ドラ版で一学期と夏休みが消化されていたのに対し、映画版は二学期の生徒会選挙と学校での立てこもり事件が描かれている。そしてあの印象的なタイトルバック(映画でも勿論使われてます。良かったね!)の最後に出てくるのは「映画 鈴木先生」ではなく「鈴木先生 Lesson11」。 TVの各話の連番が「Lesson XX」であった通り、この映画は単独として成り立つ映画ではなく、あくまで連ドラの延長線上の映画なのだ。馬場俊英「僕が僕であるために」も連ドラ版同様、挿入歌として使われてます。

■じゃつまんないかというと全くそんなことはない。もともと連ドラ自体が映画的な演出だったので、映画になったからといって特段変わらない。ま、しいていうなら予算が潤沢になったせいか、ハイアングルのカメラでの俯瞰的な画や、ワイヤーアクション(どこかは秘密)くらいの違い。

■キャスト陣も、連ドラよりもさらに鈴木先生にしか見えない長谷川博己(松重豊が井之頭五郎にしか見えないように、当分他の役には見えんw)や、恐怖度倍増の富田靖子、凛とした土屋太鳳など全く不安がない。映画版での新配役の風間俊介も凄いな。「それでも、生きていく」のサイコパスの役とか、壊れた役をやらせたら今一番いいかもね。この人ホントにジャニーズ?

■原作漫画のメッセージは強烈だ。このエピソードについては、選挙のシステム、グレーゾーンの必要性、普通に生きている人間とドロップアウトした人間の差は紙一重、など、一般社会に起きている問題を中学校という場を借りて示そうとしている。で、過剰なくらいの熱量で、特に後半部は頭でっかちにもなりかねない原作漫画のメッセージを再構成して(登場人物を絞るために複数のエピソードを一人の人間に集約するとか。富田靖子:足子先生とかね)明確に提示した脚本の古沢良太の力量はやはり凄い。勿論河合監督のメリハリがありスピード感溢れる演出あっての話だけど。

■映画としては、連ドラを見とくことが大前提ということもあり万人にお勧めはできない。連ドラの視聴率が2%ちょいということもあり、大ヒットは期待できないだろう。劇場も初日なのに空いてたし。でも空いてはいたけど映画好きそうな中高年が客層の比率としては多かった。

■「常識を打ち破れ、世界は変わる」。ふとそんな気にもさせられてしまう。まあそう簡単に変わる訳はないのだが。でもね、個人的には2013年邦画No.1と決めてます、今のところ。

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