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ヒミズ [映画]

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■2012年1月15日鑑賞。いい年こいて映画のハシゴで、「ロボジー」のあとに鑑賞。当然今年2本目。

■園子温監督は最近とみに評判になっている監督で、制作のペースも速いのだが、何故かわたくしは映画を一本も観たことがなかった。「時効警察」とか監督演出のドラマは見たことがあるのだが。ひとつにはタイミングが合わなかったことと、基本的にこの監督の映画は長尺(長いもので4時間超!)なので、トイレが近いわたくしには映画館での鑑賞がちと難しいこと。オマケに住んでるのは大田区なのに近所にレンタルビデオ屋がろくにない、などなどの理由。この映画は2:15なので大丈夫かな、と。

■原作は古谷実の、ヤングマガジンに連載されてた漫画。大部分読んでたのでストーリーや漫画の結末は知ってる。

■話の筋はある程度書かないと進められないので書く。ボート屋の息子の中学生住谷(染谷将太)と、彼に恋心を寄せる同級生茶沢(二階堂ふみ)。平凡な毎日を過ごすことを願う住谷だが、母親が男と逃げ、蒸発していた借金まみれの父親(光石研:悪役もイイ)が金をたかりに家に寄り付くため、住谷は父親を撲殺してしまう。それからの彼は「オマケ人生」になり、世のために害悪な人々を虐殺しようと誓うー。

■ストーリーはかなり原作に忠実だが、いくつかは異なる。原作は勿論大震災前に書かれた作品だが、映画の中での舞台設定は震災後の世界となっており、頻繁に津波にあった瓦礫の映像が出てくるし、ボート屋の前に住んでいる浮浪者の一人は、大震災で全てを無くした元会社社長という設定になっている。あとは原作では、住谷と茶沢はボート小屋でのべつまくなしにセックスに耽るのだが、さすがに中学生であることと役者さんに配慮したのか、そのへんの描写はない。

■最大に異なるのは結末で、原作では住谷はもらった銃で最後に自殺を遂げるのだが、映画ではそうではない。どう違うのかは映画を観て確かめて欲しい。

■陰惨な話に大震災の画像が随所に挟み込まれる重い話なのだが、決して退屈ではなく、むしろ固唾を呑んで映像を見つめていた自分がいた。園子温の才能の一端を垣間見れた気がした。主役の若い二人もいい。絶対お勧めである。


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